OMUKEN 介護用おむつ研究|大切な人に“より快適な時間”を届けるために
介護を続けていくと、日々の暮らしの中で少しずつ考える場面が増えていきます。
そのひとつが、おむつの選択です。
最初は「必要だから選ぶ」という感覚でしたが、使い続けるうちに私はある気づきを得ました。
おむつは単なる消耗品ではなく、その人の毎日と尊厳を支える大切な存在だということです。
母の表情や動き、肌の状態、着け心地の変化を、ひとつひとつ丁寧に確かめながら、私は「もっと楽にしてあげたい」「少しでも心地よい日々を過ごしてほしい」という思いで、おむつ研究を始めました。
母の笑顔が、私を支える原動力となりました。
母の笑顔が、研究を続ける原動力になりました
ある日、新しく試したおむつを使ったとき、母は小さく微笑みながらこう言いました。
「これは気持ちいいわね。とっても楽よ。」
その一言に、胸がいっぱいになりました。
体感する違いは、吸収力の違い、フィット感の差、ゴワつきやムレの感じ、そして肌へのやさしさなど、
同じおむつでも製品が違えば、体験はまるで別物です。そしてその違いは、一日を安心して過ごせるかどうかに直結します。
「少しでも心地よく」
「少しでも不安を減らしたい」
その気持ちが、今も研究を続ける大きな理由です。
介護は“我慢”ではなく、安心を積み重ねること
介護をしていると、つい自分のことを後回しにしたり、「このくらいでいいかな」と我慢して選んでしまうことがあります。
でも、おむつは一日に何度も使うもの。小さな違和感が積み重なると、体にも心にも疲れが残ってしまいます。
おむつが快適になると、皮膚トラブルが減り、動作がスムーズになり、表情もやわらかくなり、介護する人の不安も軽くなります。
私は母との暮らしの中で、これを何度も実感してきました。だからこそ、おむつ選びは「消耗品を買う作業」ではなく、生活の質(QOL)を守る大切な選択だと信じています。
価格と品質のバランスも、現実の中で大切
介護には時間も体力もお金も必要です。
「できるだけ肌に良いものを使いたい」けれど費用も無視できない。
そんな葛藤は、多くのご家庭で共通のものだと思います。
私自身も、さまざまなパンツ型オムツを自分でも試して比べる中で、価格・耐久性・使いやすさ・安心感のバランスを見てきました。完璧な正解はないかもしれませんが、それぞれの家・その人にとってちょうど良い選択はきっと見つかります。この研究が、同じように悩む誰かの役に立てたらうれしいです。
これからも、実体験から“ほんとうの声”を届けていきます
OMUKENでは、実際に使った感想や母の反応、使ってみて気づいたことを、正直な言葉で綴ります。
失敗した選び方、意外と合わなかった製品、思った以上に快適だった商品、介護者の動作が楽になった工夫など、
すべて、机上の情報ではなく「生活の中から生まれたリアルな記録」です。
おむつは、大切な人の毎日を支える、欠かせない生活用品です。
介護をする人・される人の双方が、少しでも毎日を快適に過ごせますように。
私の体験や気づきが、介護をしている方のお役に立てば幸いです。

在宅介護のおむつ選びで、特に悩みが多いのが
「夜間の漏れ」や「寝ている間の横漏れ」です。
OMUKENで積み重ねてきた実体験をもとに、在宅介護で失敗しやすいポイントや、夜も安心できたパンツ型オムツの選び方を整理しています。
▶ 在宅介護で失敗しないオムツの選び方|夜も安心のパンツ型比較
女性の体型や動作を意識して、実際にはいて比較した2種類の実体験レビューはこちらです。
▶ 女性に安心で快適なおむつ2選|実際にはいて分かった違いと選び方
おむつ選びと同じくらい大切なのが、毎日続く「おむつ交換」を、無理なく続ける工夫です。
私が在宅介護の中で実際に続けられた、おむつ交換をラクにする方法を、こちらの記事でまとめています。
▶ おむつ交換をラクにする介護の工夫|私が続けられた3つの方法
自宅介護が限界かもしれないと感じたときに、 どんな施設があり、どう整理して考えればいいのかをまとめた記事はこちらです。
▶ 自宅介護が限界になる前に知っておきたい老人介護施設の種類と選び方
よくある質問(FAQ)— 介護用おむつ選びについて
Q1.介護用おむつは、値段が高いものほど良いのでしょうか?
A.いいえそんなことはありません。価格が高いものが必ずしも「その人に合う」とも限りません。吸収力・肌当たり・サイズ・ゴワつき・ムレやすさなど、体の状態や生活状況によって向き不向きがあります。実際に使ってみると「安価でも快適なもの」「高価でも合わないもの」がありました。大切なのは“価格だけで判断しないこと”だと感じています。
Q2.おむつかぶれや肌トラブルを防ぐために気をつけることはありますか?
A.サイズが合っていない・吸収体が固い・ムレがこもる、といった要因でトラブルが起きやすくなります。こまめな交換・通気性の確認・保湿ケアを意識して、違和感が出たら無理に使い続けず、別の商品を試してみることも大切です。私の母の場合も、素材が柔らかいタイプへ変えたことで症状が軽くなりました。
Q3.失禁パンツと紙おむつ、どちらを選べばいいのでしょうか?
A.歩行が安定していて自力で動ける方には「パンツ型」、体を動かすのが難しい方や寝ている時間が長い方には「テープ型」が向いていることが多いです。ただし、生活場面や介護量によっても適性が変わるため、必要に応じて使い分けるのがおすすめです。我が家はもう寝たきりですがパンツ型オムツを使っています。
Q4.メーカーや種類を変えるタイミングはいつが良いですか?
A.漏れが増えた、赤みやかゆみが出た、着脱が負担に感じるようになったなど、変化が見えたときは、見直しの合図だと思っていますが、今のところ我が家は問題は出ていません。体の状態は少しずつ変わるため、体型も考慮し「今の体に合うもの」を選び直すようにしています。
Q5.介護者として、どのようにおむつ選びと向き合えば良いでしょうか?
A.「完璧を選ばなければいけない」と思いすぎなくて大丈夫です。試して、学んで、また選び直す。
その積み重ねが、結果的に“より快適な毎日”につながります。
いつかは自分もお世話になる物なので、自分がはく時はどれがいいかなという目線で選ぶようにしています。





