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92歳の母と私の日常の介護を綴った老老介護(笑)ブログです。

 2021年迄、90歳なりの加齢に伴う衰えは見受けられましたが、足腰が弱って車椅子位で、まだまだ頭ははっきりした元気な老人でした。2022年1月に左大腿骨骨折で手術をし、リハビリ含め3ヶ月半の入院をし、そしてまた7月に右大腿骨骨折で手術。めっきり気力も減退し口数も少なくなりぼんやりする時間が増えました。コロナ禍で面会もできず会話が減った事の影響が大きかったように感じます。

 4月末に退院して自宅へ戻ってからは、訪問リハビリと訪問マッサージをお願いし、だいぶ会話も増え、介助すれば自宅のお風呂にも入れるまでになりました。笑顔も多くなっなと感じた矢先に、また家で転んでしまい今度は右大腿骨を骨折。再度手術、入院。コロナ禍で相変わらず面会もできない。今回は色々考えるところもあり、もう高齢なので、会話がほとんどなく、好きなものも食べられない生活は最短にするべきだと判断しました。リハビリ病院には行かず、自宅で訪問リハビリを強化しています。

 二度めの退院後、案の定ぼんやりと口数は以前より少なくなっていました。また逆戻りです。自分で歩行器でも自由に歩けない、日常ほとんどのことが介助がないとできない。自宅のお風呂にも入れないから訪問入浴を利用することになりました。

現在の母の状態 介護度:要介護4
・言いたいことが言葉にならないことがある。
・記憶が変なふうにつながる。
・反応と判断力が鈍くなった。
・着替えもままならない。
・動きがスローなので介助してもトイレが間に合わない時が増えた。
・食事以外、寝ている時間が多くなった。
・立つ、座る、歩行が介助がないとできなくなった。

など、昨年と比べ驚く位日常が変わりました。

2023年10月大腸癌手術、2024年7月胆管結石手術とその後も入退院の繰り返し。

 私はまだ現役で仕事をしています。ありがたいことにPCさえあれば9割がた家で仕事ができます。私の日常もガラリと変わり、どうしても外出しなければならない時は土日に集中させ、家族に協力してもらい母を見ててもらうようになりました。

 家族は息子3人。2人は結婚しており孫もいます。母は子どもが幼い頃から同居しており、私が仕事を続けてこれたのも母のおかげです。息子たちは地元で商売をしていて、一人は斜め前に住んでいるのでお嫁さんと孫がいろいろ協力してくれてとても助かっています。2024年愛犬のプードルクロちゃんも19歳で亡くなりました。家族に見守られ腕の中で逝きました。

 わが家の介護の日常や課題をブログに綴っていこうと思ったのは、リアルに体験記からの情報がとても少なかったからです。介護グッズに関しても商品の比較サイトはあるのですが、活用してみての体験情報が少なかったので、わが家の取り組みが少しでも自宅介護している方の参考になればと思いはじめました。自宅介護は想像以上に介護される方もする側も大変ですが、なんとか毎日を少しでも明るく、楽しく過ごせたらいいなと思っています。