母は90歳で両足手術して前向きにリハビリを頑張っていますが若い時のようになかなか成果が出ない。家族としては日々生き生き過ごしてほしい。
そこで、何が母にとって効果が出るか解らないから、色々なモノ、コト、トキの機会をできるだけ増やす事にしました。私の仕事は商品企画とマーケティング。PC1台あれば8割方どこでも仕事ができます。
「コンテンツづくりの三原則」を我が家の介護問題を最適化するために活用して介護していこうと考えてみました。
限られた時間の中で、介護される側も介護する側も一日を充実したものにしたい!
これから痴呆も進んでくることを想定し、まずは母に今の現実世界がどう見えているのか?を勉強してみることにしました。マーケティングをしている友人から1冊の本を紹介されとても参考になりました。
認知症世界の歩き方―認知症のある人の頭の中をのぞいてみたら? 筧 裕介【著】/認知症未来共創ハブ【ほか監修】
価格 ¥2,090(本体¥1,900) ライツ社(2021/09発売)
この本を読んで、「なんでそうなるの?」がクリアになった感じです。
世界を旅する旅人としてこの本を読み進めていきます。
・乗るとだんだん記憶をなくす「ミステリーバス」 →自分のしたことを忘れてしまうのは、なぜ?
・だれもがタイムスリップしてしまう住宅街「アルキタイヒルズ」 →あてもなく街を歩き回ってしまうのは、なぜ?
・イケメンも美女も、見た目が関係ない社会「顔無し族の村」 →人の顔がわからなくなるのは、なぜ?
・熱湯、ヌルッ、冷水、ビリリ。入浴するたび変わるお湯「七変化温泉」 →大好きだったお風呂を嫌がるのは、なぜ?
・時計の針が一定のリズムでは刻まれない「トキシラズ宮殿」 →コンロの火を消し忘れてしまうのは、なぜ?
・一本道なのになかなか出口にたどり着かない「服ノ袖トンネル」 →同じ服ばかり着たがるのは、なぜ?
・ヒソヒソ話が全部聞こえて疲れてしまう「カクテルバーDANBO」 人の話を集中して聞けないのは、なぜ?
世界を旅する旅人として読み進めていくと、そこにいるのは大切な家族であったり、未来の自分でもあり、誰もに平等に訪れる老いの時間を充実するための準備としてもいい本だなと思いました。
一般的に認知症予防に効果的な5つの取り組みとして良く言われるのが下記の5つ
・外出する機会を増やす
・人と会話する機会を増やす
・規則正しい生活をして持病を治療する
・聴力低下と歯のかみ合わせの確認と対策
・バランスの良い食事
今日という日はもう二度とこないので、いいと言われる事を色々試してみて我が家なりのスタイルを構築できればいいなと思う今日このごろです。
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