腎機能の低下と、母の小さな変化
こんにちは。
今日は、ここ最近の母の体調と、在宅介護の中で助けられた栄養補助飲料について書いてみたいと思います。
2月の半ば頃から、母がなんとなく元気がなくなってきました。
言葉数も少なく、表情も乏しく、「何かおかしいな」と感じる日が続いていました。
食事もほとんど進まず、一回にスプーン一杯ほど。
好きなものを作っても、一口、二口で終わってしまいます。
「どうしたらいいのだろう」
不安な気持ちで、訪問医の先生に相談しました。
流動食という選択肢
先生から提案されたのは、「合う人と合わない人はいるけれど、一度、流動食を取り入れてみてはどうでしょうか」というものでした。
正直、最初は少し迷いました。
けれど、このまま食べられない状態が続く方が心配で、試してみることにしました。
先生が処方してくださったのは、大塚製薬のイノラスという経腸用液です。
栄養は、体と心を支える土台
イノラスは、手術後や長期に食事が困難な場合の栄養補給として使われるものです。
母は、コーヒー味といちご味を飲むことができました。
「飲めるかな…」という心配は、思っていたよりも早く消えました。
それでも、腎機能が低下している母の場合は、たんぱく質・リン・カリウム・ナトリウムの制限があります。
イノラスは医師の管理下で使える反面、腎臓病に特化した設計ではありません。
そこで、ほかに選択肢がないか、調べることにしました。
腎臓病に特化した栄養補助飲料との出会い
自宅介護をしていると、どうしても食事内容が偏りがちになります。
「好きなものだけ食べる」それは楽しみでもありますが、栄養のバランスが崩れやすいのも事実です。
調べていく中で見つけたのが、腎臓病患者向けに設計された栄養補助飲料でした。
市販されている栄養補助飲料は、高たんぱくなものが多く、腎臓病の方には合わないこともあります。
その中で、腎臓病に配慮された設計のものは、ほとんど選択肢がありませんでした。
実際に飲んでみた母の反応(感想・約400文字)
母に飲んでもらう前は、「味はどうだろう」「続けられるだろうか」と心配でした。
ですが、コーヒー味は、いわゆるコーヒー牛乳のような味で、思っていたよりも飲みやすかったようです。
最初は1本から始め、今では1日に2〜3本飲める日もあります。
無理に勧めることなく、「飲めるときに、飲める量だけ」そのスタンスが母には合っていました。
飲み始めてから、明らかに顔色がよくなり、言葉数が増え、食欲も少しずつ戻ってきました。
「栄養って、こんなに大事なんだな」目に見える変化に、正直驚きました。
食べることは、毎日の楽しみ
衣・食・住はどれも大切ですが、在宅介護で特に感じるのは、食べることが一日の大きな楽しみだということです。
今の母は、食事だけでは必要な栄養を補いきれません。
けれど、栄養補助飲料を併用することで、安心して「好きなもの」を少量楽しめるようになりました。
何気ない会話が戻ってきた日常
最近は、こんな会話も増えました。
私:「今日は何を作ろうか?」
母:「お昼なら、うどんがいいんじゃない?」
私:「かきたまうどん?」
母:「そうそう。乾麺がいいわよ。お母さん、乾麺が好きだから」
こんな何気ない会話が、とても愛おしく感じます。
まとめ|栄養は、回復への大切な一歩
栄養補助飲料は、「食事の代わり」ではなく、「食事を支える存在」だと感じています。
母にとって、今はこの形が一番バランスの良い食事です。
同じように悩んでいる方の、ひとつの参考になれば嬉しいです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 食事がほとんど取れなくなったとき、まず何を考えればいいですか?
A.無理に食事量を増やそうとせず、「栄養が足りているか」を意識することが大切だと感じました。母の場合、食べたい気持ちはあっても量が取れず、栄養不足が元気のなさにつながっていたように思います。早めに医師に相談することで選択肢が広がりました。
Q2. 流動食や栄養補助飲料は、高齢者でも飲みやすいですか?
A.合う・合わないはありますが、母はコーヒー味やいちご味のものを比較的スムーズに飲むことができました。最初は少量から試し、無理に勧めないことが続けやすさにつながったと思います。
Q3. 腎機能が低下している場合、栄養補助飲料は注意が必要ですか?
A.腎機能が低下している場合は、たんぱく質・リン・カリウム・ナトリウムなどの制限があるため、自己判断は避け、必ず医師に相談することが大切です。母の場合も、医師の助言を受けながら選びました。
Q4. 栄養補助飲料を取り入れて、どのような変化がありましたか?
A.飲み始めて数日後から、顔色が良くなり、言葉数が増え、少しずつ食欲も戻ってきました。栄養が体を支える土台になっていることを、実感する変化でした。
Q5. 食事と栄養補助飲料は、どのように併用するのが良いですか?
A.栄養補助飲料は「食事の代わり」ではなく、「食事を支えるもの」として使うのが良いように思います。好きなものを少量楽しみつつ、足りない分を補う形が、うちの母には合っていました。


