自宅で終末期を迎える日々の中で感じた変化
今月に入り、私が風邪をひいてしまい、その影響で母にも風邪がうつってしまいました。母のベッドの隣で一緒に寝ているため、今思えば当然のことなのですが、母の咳が強くなり、夜には発熱し、食欲も落ちて一気に体力が低下したように見えて、本当に胸がざわつきました。
すぐに訪問医の先生に来ていただき薬を開始し、数日後には熱が下がってひと安心。抗生物質は腎臓への負担も考え、解熱後に中止しました。
最近の母は、眠っている時間が以前より増え、食事の量も少しずつ減っています。
「無理に食べさせる」のではなく、「好きなものを、食べられる分だけ」
そう考えるようになりました。
在宅で終末期を支えるというのは、「回復を願う気持ち」と「変化を受け止めようとする気持ち」 が静かに同居する時間なのだと、日々感じています。
医師から渡された「これからの過ごし方」の冊子
先日、訪問医の先生から「これからの過ごし方について」 という冊子をいただきました。
自宅で終末期を迎える家族のために作られた、とてもわかりやすいガイドです。
ページをめくるたびに、
- 怖くて知りたくない気持ち
- でも知らないまま迎える不安
その両方に、やさしく寄り添ってくれる内容だと感じました。
私と同じように在宅介護を続けている方にも役立つはず。
そう思い、体験と重ねながら内容を要約してまとめました。
📖 冊子の内容要約 — 終末期に起こりやすい変化と向き合い方
終末期の身体的変化の理解と準備
終末期が近づくと、からだの変化は少しずつ進んでいきます。
- 睡眠時間が増える
- 食事量が減る
- 反応がゆっくりになる
- 呼吸が浅くなる・変化する
- 飲み込みが難しくなる
- 体に力が入りにくくなる
医師はこう話してくださいました。
「これは“弱くなったから”ではなく、からだが静かに落ち着いていく自然な過程です。」
その言葉に胸が締めつけられながらも、どこか救われる気持ちがありました。
ケアの役割は治すことから、苦痛を減らすことへ少しずつ移っていくのだと感じました。
症状の緩和と苦痛の軽減
- 体位を少し変える
- 枕の高さを調整する
- 加湿・環境調整をする
- 必要な薬を早めに使えるよう準備する
「楽にしてあげること」がいちばん大切
そう書かれていました。
家族としてできるサポートと心の準備
- 無理に食べさせない
- 長く眠っていても無理に起こさない
- そばにいるだけでも「支え」になる
- 迷ったら一人で抱え込まず相談する
そして、心に残った一文。
介護者も、休んでいい
倒れてしまえば、支える力も続きません。
少し休み、呼吸を整え、また戻ればいい。
この言葉に、心がふわっと軽くなりました。
在宅介護だから見える小さな幸せ
昨晩、母は夕食をほとんど食べず眠っていましたが、夜10時頃に目を覚まし、「…ちょっとお腹が空いたみたい」と言いました。
「何が食べたい?」と聞くと、少し笑って「かきたまうどん」と答えた母。
急いで作り、二人で並んで食べた茶碗一杯分のうどん
それは「食べられる喜び」と「心がつながる時間」でした。
今月の28日は母の誕生日。
静かに、あたたかくお祝いしたいと思っています。
まとめ ― これからの時間を大切に生きるために
終末期の在宅介護は、
- 不安と向き合う日があり
- 涙がこぼれる日もあり
- それでも小さな笑顔が宝物になる時間
だと感じています。
「日常を一緒に過ごせる」ということが、何よりの幸せ。
これから訪れる変化に戸惑いながらも、母と過ごす一瞬一瞬を、大切に抱きしめていきたいと思います。
もし同じように在宅で介護を続けている方がいたら、
この記録が、どこかで誰かの心に寄り添いますように。
今月に入り、私が風邪をひいてしまい、その影響で母にも風邪がうつってしまいました。
今は、母のベッドの隣で一緒に寝ているため、今思えば当然のことなのですが、母の咳が強くなり、夜には発熱し、食欲も落ちて一気に体力が低下したように見えて、本当に胸がざわつきました。
すぐに訪問医の先生に来ていただき、薬を開始。
数日後には熱が下がり、ようやく落ち着きました。
抗生物質は腎臓への負担も考え、解熱後に中止しています。
最近の母は眠っている時間が以前より増え、食事の量も少しずつ減っています。
「無理に食べさせる」のではなく、「好きなものを、食べられる分だけ」。
そう考えるようになりました。
在宅で終末期を支えるというのは、「回復を願う気持ち」と「変化を受け止めようとする気持ち」が、静かに同居する時間なのだと、日々感じています。
医師から渡された「これからの過ごし方」の冊子
先日、訪問医の先生から「これからの過ごし方について」という冊子をいただきました。
自宅で終末期を迎える家族に向けてまとめられた、とてもわかりやすいガイドです。
ページをめくるごとに、「怖いから知りたくない」「でも、知らないまま迎えるのはもっと不安」
そんな揺れる気持ちに、寄り添ってくれるように感じました。
私と同じように在宅介護を続けている方にも、きっと役立つ内容だと思い、私なりにその学びを整理して残しておきたいと思いました。
終末期に起こりやすい身体の変化と向き合い方
冊子の中では、終末期に起こりやすい体の変化が、とても丁寧に説明されていました。
- 睡眠時間が増える
- 食事の量が減っていく
- 意識がぼんやりする時間が増える
- 呼吸が浅くなる・変化する
- 飲み込みが難しくなる
- 体に力が入りにくくなる
医師はこう言いました。
「これは“弱ってしまったから”というより、体がゆっくり静かになっていく自然な過程です。」
その言葉に、胸がぎゅっと締めつけられるようで、でもどこか救われた気もしました。
症状を改善するためではなく、苦痛を和らげるためのケアへ 役割が変わっていく——
その意味を、少しずつ理解している自分がいるのを感じます。
家族としてできるサポートと心の準備
冊子には、
「家族ができること」も、やさしい言葉で書かれていました。
- 痛み・息苦しさには早めに医師へ相談する
- 体位を少し変えるだけでも楽になることがある
- 眠っている時間が増えても無理に起こさない
- 無理に食べさせない
- 会話が少なくても、そばにいることが支えになる
そして何より大切なのは、介護者も、休んでいい
という一文でした。
頑張りすぎて倒れてしまえば、支える力も続かない。
少し休んで、呼吸を整えて、またそばに戻ればいい。
そう思えるようになっただけでも、心が少し軽くなりました。
在宅介護だから見える小さな幸せと時間の重み
昨晩、母は夕食をほとんど食べず眠っていましたが、夜10時頃に目を覚まし、
「…ちょっとお腹が空いたみたい」と言いました。
「何が食べたい?」と聞くと、少し微笑んで
「かきたまうどん」そう答えた母。
その言葉が、とても愛しく感じました。
急いでかき玉うどんを作り、二人で並んで食べた小さな夜食。
茶碗一杯ほどの量でしたが、
それは「食べられる」という喜びと、「心がつながる時間」でした。
今月の28日は母の誕生日。
家族で静かにお祝いしようと思っています。
まとめ ― これからの時間を大切に生きるために
終末期の在宅介護は、未来を強く願いながらも一日一日を大切に重ねていく時間だと感じています。
- 不安と向き合う日もある
- 涙が出る日もある
- それでも、 ひとつの笑顔や会話が宝物になる
在宅介護を選んだ私たち家族にとって、「日常を一緒に過ごせる」ことこそ、何よりの幸せ です。
これから訪れる変化に戸惑いながらも、母と過ごす時間を、ひとつずつ大切に抱きしめていきたいと思います。
もし同じように在宅で介護を続けている方がいたら、この記録が、誰かの心にそっと寄り添う言葉になりますように。
終末自宅介護「これからの過ごし方について」FAQ
Q1. 自宅で終末期を迎えていて、眠る時間が増えたり食事が減った場合は、どう対応すればよいですか?
A. それは終末期に起こりやすい、自然な身体の変化だと教えていただきました。
無理に食べさせたり起こしたりする必要はなく、本人が食べられるものを、食べられる分だけで大丈夫です。
心配や不安を感じたときは、訪問医や看護師に遠慮せず相談してください。
Q2. 呼吸が浅い・変化しているように感じるときは、どうすれば良いですか?
A. 枕の高さや体の向きを少し調整したり、加湿をすることで楽になることがあります。息苦しさや苦痛がある場合は、すぐに主治医や訪問看護へ連絡し、指示を受けて対応することをおすすめします。
Q3. 家族の介護が続く中で、私自身が疲れてしまったときは、どうしたら良いですか?
A. 介護者が休むことは「手を抜くこと」ではなく、「支え続けるための大切なケア」です。
ショートステイやレスパイトケア、訪問看護のサポートなどを上手に取り入れ、ひとりで抱え込まないようにしてください。
Q4. 本人の希望や方針がわからない場合、どのように決めていけばよいですか?
A. これまでの生活や価値観、好きだったこと、何を大切にしてきたかを振り返ることがヒントになります。
家族だけで判断が難しいときは、ケアマネジャーや医療チームと一緒に整理していくことをおすすめします。
Q5. 家で看取ることに不安があります。どこに相談すれば良いですか?
A. まずは訪問医・訪問看護・ケアマネジャーが最初の相談先です。
「迷いの段階」でも相談して大丈夫です。家族を支えるための支援体制があります。

