新年も始まり、寒さが厳しい季節となりました。高齢者の方にとって冬は体温維持が大切ですが、暖房器具の使い方によっては火傷や火災、乾燥による健康トラブルのリスクも高まります。今回は、私が母の介護を通して実践している、安全で快適な暖房管理のポイントをご紹介します。
冬に高齢者が暖房で注意すべき理由
高齢者は温度変化に敏感で、体温調節機能が低下しているため、寒さや暖房の影響で体調を崩しやすくなります。特に以下のリスクがあります:
- 低体温症:室温が低いと体温が下がり、免疫力低下や血圧変動の原因になります。
- 熱中症や脱水:暖房による乾燥で体内の水分が奪われ、のどの渇きや脱水を引き起こすことがあります。
- 火傷や火災:ヒーターやストーブの不適切な使用は接触や転倒による事故を招くことがあります。
私も母の部屋で暖房器具を使用する際、温度設定や配置を工夫することで、こうしたリスクを大幅に減らせることを実感しました。
暖房器具の安全な設置と使い方
まず、暖房器具は安全な場所に設置することが大切です。床から少し離れた安定した場所に置き、周囲に燃えやすい物を置かないようにします。特に電気ストーブやガスストーブは転倒や接触事故のリスクがあるため、手の届きにくい位置に設置すると安心です。
また、ヒーターの温度設定は高すぎないように調整します。暖房は体を温めるためのものですが、高温すぎると火傷や乾燥、血圧変動の原因になることがあります。私は母の部屋では22度前後を目安に設定し、必要に応じて足元に保温マットを敷いたりして体を補温しています。
こまめな換気と湿度管理
暖房で室内が乾燥すると、喉や肌の乾燥だけでなく、感染症リスクも高まります。定期的に窓を少し開けて換気することや、加湿器を活用して湿度40~60%を保つことがおすすめです。
私は母の部屋に加湿器を置き、寝る前と起床時に湿度を確認しています。湿度管理をするだけで、風邪や肺炎などの感染症リスクを減らすことができ、夜間の咳やむせも防げます。
転倒や接触事故の予防
暖房器具は足元や動線の邪魔にならないように配置することが大切です。床にコードを這わせない、ヒーターの周りに物を置かない、手すりや安定した椅子の近くに設置するなどの工夫で、転倒事故を防げます。私の場合自分が危ないので(笑)コードはまとめています。
また、使用中は必ず目が届く位置に置き、留守にする場合は電源を切ることも重要です。以前は母がヒーターに触れないように、周囲にフェンスやガードを設置し、安全性を確保していましたが、今はエアコンと電気式毛布、着るもので調整しています。
適切なタイミングでの暖房活用
暖房は必要な時間帯に合わせて使用することが大切です。朝晩の寒い時間帯や夜間トイレ誘導時は優先的に暖房を使い、日中は日差しや衣服の調整で体温を保つ方法もおすすめです。
また、寝る前には寝室を暖め、布団に入った際に冷えないようにすると、夜間の体温低下を防げます。私は寝たきりなので、母の布団の足元に電気マットを敷いて、布団内の温度を確認しています。
まとめ:安全で快適な暖房管理で冬を乗り切る
高齢者の冬の介護では、暖房の使い方ひとつで安全性と快適性が大きく変わります。暖房器具の設置場所や温度管理、湿度調整、転倒防止、使用タイミングなど、日常の小さな工夫を積み重ねることで、火傷や火災、乾燥や低体温のリスクを減らせます。高齢者の肌は乾燥にも弱いのでボディーローションやオイルでのケアは欠かせないです。
私も母と一緒に冬を過ごす中で、少しずつ暖房管理の方法を調整し、安全で快適な環境を整えています。読者の皆さんも今年も、安心して暖かく過ごせる冬の介護環境を作り、笑顔で過ごせる時間を増やしてください。


