おむつ交換をラクにする介護の工夫
――私が「続けられた」3つの方法――
おむつ交換は、在宅介護の中でも体力と気力の両方を使う作業ですよね。
私自身、母の介護を始めた頃は、毎回の交換が緊張の連続でした。
「うまくできているかな」
「嫌な思いをさせていないかな」
「このやり方で合っているのかな」
そんな不安を抱えながら、試行錯誤の日々。
でも、あるとき気づいたのです。
完璧にやろうとしなくていい。少しラクになる工夫を重ねればいいのだと。
この記事では、私が実際に続けられたおむつ交換をラクにする3つの方法をご紹介します。
どれも今日から取り入れられるものばかりです。
1|便利グッズで時短&清潔に|おむつ交換をラクにする準備
「準備」を整えるだけで、気持ちがラクになる
おむつ交換の負担を大きくしているのは、実は「交換そのもの」よりも準備と後片付けだと感じています。
私が欠かさず使っているのは、次の5つです。
- 使い捨て手袋(肌に触れても違和感がない柔らかいものがおすすめです)
- ベッド用のおしっこシート(コスパいい大判)
- お尻拭きウエットティッシュ(トイレに流せるタイプ)
- お尻洗い用のお湯(ディスペンサーに入れる←調味料用の400ccが一番使いやすかったです)
- おむつ処理用の密閉ゴミ箱
これだけで、作業が一気にスムーズになります。
特に助かっているのが、大判でコスパのいいペット用おしっこシート薄いけれど大判(45×60cm 100枚入り)を、私はAmazonで見つけました。
使い勝手がいいです。
洗濯が追いつかない日や、お湯で洗浄するときに敷いておくと、とても便利で安心です。
使い終わったら畳んで捨てるだけ。
「後で洗わなきゃ…」というストレスが減りました(笑)
介護は長く続くもの。
だからこそ、自分がラクできる仕組みを作ることが大切だと思います。
オムツの捨て方
使い捨て手袋、新聞紙やチラシなどのおむつを包む紙、消臭タイプのビニール袋、ふた付きのごみ箱が挙げられます。便がついている場合は、できるだけトイレに流してから処理すると、臭いの軽減にもつながります。
2|体勢と手順を変えるだけで、腰と腕の負担を減らす
おむつ交換で一番つらいのは、腰や腕への負担ではないでしょうか。
私も最初は、毎回腰が痛くなっていました。
そこで意識したのが、体勢と手順です。

- ベッドの高さを自分の腰に合わせる
- 無理に持ち上げず、体を片側にそっと傾ける
- 「支える手」と「交換する手」を分ける
この順序を意識するだけで、作業が驚くほどラクになりました。
寝たきりの場合でも、「全部を一度にやろう」と思わず、一動作ずつ、ゆっくりで大丈夫です。
介護は力作業のようでいて、実は「コツ作業」なのだと感じています。
3|声かけひとつで、空気がやわらぐ
おむつ交換は、介護される側にとっても、恥ずかしさや不快感を伴うものです。
だから私は、作業そのものよりも声かけを大切にしています。
- 「ちょっと手伝ってね」
- 「すぐ終わるよ」
- 「少し横向いてもいいかな?」
たったこれだけですが、声をかけることで、母の表情が和らぐのを感じました。
笑顔や、少し明るいトーンを意識するだけで、お互いの緊張がほどけます。
おむつ交換は「作業」ですが、同時に「人と人のやりとり」でもあるのだと思います。
排泄や入浴の介助は、
一人で抱え込むほど苦しくなってしまいます。
「今どこにいるのか」「次に何を考えればいいのか」を
整理した総合ガイドを置いています。
👉 在宅介護の排泄・入浴がつらくなったら|90代介護の段階別実体験ガイド
まとめ|ラクになる工夫を、ひとつずつでいい
おむつ交換は、どうしても大変な場面があります。
でも、
- 便利グッズで準備をラクに
- 体勢と手順で体を守り
- 声かけで気持ちをやわらかくする
この3つを意識するだけで、毎日の負担は確実に軽くなりました。
最初から全部できなくて大丈夫。ひとつ取り入れるだけでも、介護は少し楽になります。
介護は「がんばること」ではなく、続けられる形を見つけること。
この記事が、そのヒントになれば嬉しいです。
おむつ交換が少しラクになってきたら、
「どんなおむつを使うか」でも負担は大きく変わります。
私自身も、いくつか試してみた中で、
夜も安心できたパンツ型おむつに落ち着きました。
おむつ交換を少しラクにするためには、体勢や声かけの工夫だけでなく、
「合ったオムツを選ぶこと」もとても大切です。
おむつ交換を少しラクにするためには、「合ったおむつを選ぶこと」もとても大切です。夜間の漏れ対策や、寝たきりでも使いやすかったパンツ型オムツの選び方は、こちらの記事で詳しくまとめています。

