冬は寒さの影響で喉の渇きを感じにくくなり、高齢者は脱水のリスクが高まります。特に介護中の方は、日常的に水分摂取量が少なくなる傾向があり、体調不良や熱中症のような症状を引き起こすこともあります。今回は、冬でも無理なく水分を摂れる方法や、温かい飲み物を取り入れた工夫を紹介します。
冬に水分補給が減りやすい理由
寒い季節は、体の発汗量が減ることや、喉の渇きを感じにくくなることが原因で、意識的に水分を摂る必要があります。高齢者の場合、感覚機能の低下や病気の影響でさらに喉の渇きに気づきにくくなります。脱水の初期症状としては、口の渇き、尿の色が濃い、体のだるさなどがあります。これらのサインを見逃さず、こまめに水分を補給することが大切です。
温かい飲み物で水分補給
冬は冷たい飲み物よりも温かい飲み物を用意する方が飲みやすく、体も温まります。おすすめは以下の通りです:
- 白湯:常温より少し温かい水は、喉にやさしく少量ずつ飲みやすい。
- 麦茶やほうじ茶:カフェイン少なめで水分補給に最適。
- スープ:野菜や豆を入れた温かいスープは水分だけでなく栄養も摂れる。
- ホットミルク:朝や就寝前におすすめ、カロリー補給もできる。
飲み物は温度が高すぎないよう注意し、飲みやすい温度に調整することがポイントです。少量ずつ、回数を分けて摂るのが高齢者にとって負担なく続けやすい方法です。
水分摂取を習慣化する工夫
・飲みやすいカップやマグを用意することで、手に取りやすくなる。
・1日ごとの目標量を簡単なチェックリストにして、可視化する。
・介護者が声かけしながら「そろそろお茶どう?」と促すことで、自然に習慣化できる。
さらに、飲み物を小さなポットやタンブラーで持ち運びやすくすると、こまめに飲める環境が整います。朝・昼・夕・就寝前などタイミングを決めて提供するのもおすすめです。
まとめ
冬の介護では、水分補給の重要性を忘れがちですが、脱水を防ぐために意識的に温かい飲み物を取り入れることが大切です。白湯やお茶、スープ、ホットミルクなど、無理なく飲めるものを選び、少量ずつ、回数を分けて摂取する習慣をつけましょう。介護者の声かけや環境整備も組み合わせることで、高齢者が冬でも安心して水分補給できる生活を作ることができます。


