【母の介護】認知症の進行を遅らせるために大切な事

目次

92歳の母との暮らし

母が生まれたのは1932年。まさに日本が軍部独裁政治への一歩を進めた五・一五事件の年。祖父が台湾総督府に勤めていたので日本統治下の台湾で生まれて、現在92歳になり、日常の記憶がどんどん薄れ始めてきました。同じことを何度も聞くなんていうのは日常。

<毎晩寝る時の会話>
母:明日お母さんどこかへ行くんだっけ?
私:明日はデイサービスだよ
母:ああじゃあ7時に起きなくっちゃ
私:そうだね起こすから心配いらないよ
母:うんわかった。おやすみ

母を寝かせてリビンングに戻ると5分くらいで、母が起きて下に足がつくと音を鳴らせて知らせてくれるセンサーマットが反応してリビングに音楽が流れる

私:どうしたの?
母:明日お母さんどこかへ行くんだっけ?
となる(笑)本当に忘れちゃうんだなと思いながら、明日は何着ていく?とか明日はいい天気らしいよとか付け加えていくと、お母さんじゃあ早く寝るからあなたも早く寝るようにしなさいよと言い出し、わかったおやすみと言って部屋を出ます(笑)

<朝の会話>

母:今は朝の7時?
私:おもてが明るいでしょう。朝ですと笑いながら答える
母:そうよね夜の訳がないわよね明るいんだものボケちゃったかしらと笑う。(ボケちゃっています・笑)
母:今日お母さんどこかへ行くんだっけ?
私:今日はデイサービスだよ
母:そうそうそうだった。何着て行こうかな?
私:今日は暑いから楊柳の丸首のブラウス(見せながら)これがいいんじゃない?
母:派手じゃなあい?
私:全然派手じゃないよ。お母さんよく似合って素敵だよ
母:そう(ニコッと笑う)。じゃあそうしよう。

ボケちゃっています(笑)がまだまだ許容範囲全然大丈夫
可愛いボケ方です(笑)

我が家の母はここ3年で骨折2回に伴う手術2回、大腸がん、胆管結石など様々なことがありました。特に骨折の入院期間は長くリハビリ病院を含めると2-3ヶ月、コロナ期だったことも影響し面会できずとても寂しかったんだと思います。退院してきた時には目つきも変わり、認知症の症状がとてもひどく、言葉があまり出ない日が続きました。この時ほど人は社会とつながる事と、人とのコミニケーションがとても大切なことを痛感したことはありませんでした。

家での会話は勿論のこと、日常の中に楽しむ機会を増やしたり、配膳のお箸並べを頼んだり、ケアマネージャーさんに相談し、デイサービスや訪問リハビリの回数を増やしたら、みるみる良くなり笑顔も戻ってきました。
あの時の座った様な無感情の表情と母の目線が、私の記憶の中でショッキングな映像として今も残っています。
まあそれから比べれば本当に物忘れは日常茶飯事だけど、目つきも元に戻り良くなったとホッとしています。

先日友人とどうすればお互いの母親の高齢による認知症の進行を遅らせることができるのかということが話題にのぼり色々調べてみました。

認知症の進行を遅らせる助けとなる方法

認知症予防のトレーニング

脳トレや認知療法などの認知症予防のトレーニングを行うことで、脳の活性化や記憶力の向上が期待されます。

記憶力トレーニング

日常生活で行われる記憶力のトレーニングです。例えば、数字や単語のリストを覚える、読んだ本や映画の内容を思い出すなど、自分に合った課題を設定し、繰り返し練習することで記憶力を向上させることができます。

認識トレーニング

物事を正確に認識する能力を鍛えるトレーニングです。例えば、絵や写真を見て詳細な部分を観察し、それを記憶する、類似した単語や画像を区別するなどの課題を行います。

注意力トレーニング

集中力や注意力を向上させるトレーニングです。例えば、複数のタスクを同時にこなす、パズルやクロスワードを解く、言葉の意味や文章の構造を理解するなどの課題を行います。

問題解決トレーニング

論理的思考や問題解決能力を鍛えるトレーニングです。例えば、クイズやパズルを解く、困った状況に対して解決策を考えるなどの課題を行います。

言語トレーニング

言語能力やコミュニケーション能力を向上させるトレーニングです。例えば、言葉遊びや文章作成、意味のある会話やディスカッションを行うなどの課題を行います。

適度な運動

定期的な運動は血流を促進し、脳の健康を保つことに繋がります。有酸素運動やウォーキングなど、自身の体力や状態に合わせた運動を取り入れましょう。

健康的な食事

バランスの取れた食事により、必要な栄養素を摂取しましょう。特に、抗酸化物質やオメガ-3脂肪酸を含む食品(例:野菜、果物、魚)が脳の健康に良いとされています。

社会的交流

積極的な社会的交流や趣味の活動は、脳の活性化やストレス軽減に役立ちます。友人や家族との交流や、地域の活動に参加することをおすすめします。

睡眠の質の向上

十分な睡眠をとることで、脳の回復や記憶の定着が促されます。規則的な睡眠習慣を作り、快適な睡眠環境を整えましょう。

ストレス管理

適切なストレス管理は認知症の進行を遅らせる上で重要です。リラクゼーション法やマインドフルネスなどのストレス軽減方法を取り入れましょう。

一番大切に思うこと

さまざまな事があげられていました。

まあ日常心がけてできることで最大の効果を生むのはやはり会話。
コミニケーションですね。
最近暑い日が続き外出もあまりしたがらなく、昔の写真を引っ張り出してはこの頃こうだったね。とか、旅行に行った時の写真見ながらこんなことがあったね。とか母の記憶の中で楽しかったことを主に取り上げて毎日話していると良く笑います

あとは食!なんと言っても食べることが大好きな母
最近以前に比べたら食べる量は少なくなりましたがそれでも3食+おやつはきっちり食べています。(笑)
今朝は早く起きたのでただいまカステラの仕込み中、母の3時のおやつです。

簡単なものしか作りませんが、生クリーム泡だててフルーツやアイスクリームむをのせてパフェとか、気楽に外出できないので、おうちおやつイベント的に2人で食べてます。最近ウケたのがは桃のパフェ。なんか凝りだすとお店のような器まで欲しくなっちゃって(笑)ネット検索して買おうかな〜なんて言ってたら、息子に、これ毎日食べてたら痩せる訳ないなと言われちゃいました。
母に毎日今日のおやつは何?と楽しみにして笑顔で聞かれると作っちゃうよな〜。

朝ごはんは決まってピザトースト。ピザトーストといっても日替わりで野菜を変えて炒めてパンの上に乗せ、チーズを乗せて焼いたものです(笑)それに果物とコーヒー。冷凍のマンゴーとパイナップルとブルーベリーはホント便利です。コップに適量入れてバナナ切ってシロップ入れればフルーツポンチですから(笑)

夕ご飯は毎日今日は何にしようか〜何食べたい?と朝聞くようにしています。
食べるときには自分がなんて言ったかなんて忘れちゃっていますけど(笑)。

食に興味のあるうちはまだまだ大丈夫と友人からも応援の言葉をもらい、ここまできたら3桁(100歳)まで頑張ると本人も言っているのでまだまだ気力はある感じで良かったです。

今日も暑いですね。来週からお盆休みに入りますね。
皆様も夏バテしないようにお過ごしください!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次