介護の道標

今日友人と食事をし、親の介護の話になりました。
友人のお母様も、もう90歳で現在一人で住んでいます。
少し認知が始まった感じで彼女も心配しています。
お母さんの住まいと彼女の住まいは車で一時間半くらいの距離
自分で事業をしている現役の彼女にとって通うには遠く、同居したら仕事ができなくなる。
彼女の自宅に来てもらって同居と言う手もあるけれど、本人が多分首を立てに振らないと思うと言っていました。もちろん施設にお願いするという選択も考えなければならないし、近いうちにお母さんと話し合う事にしたそうです。

難しい問題ですね。ここの所何人かの友人が同じ問題に直面しています。
元々同居している人、離れて暮らして何十年も立つ人、ちょこちょこ様子を見に行けない距離がある人。ご両親が健在でどちらかが具合が悪く老々介護している方。それぞれ心配の種も違います。
100人いたら100パターンで、皆介護する側は自分たちの介護スタイルをつくって行かなければなりません。

親の様子も要介護認定されている人、されていない人、認知が始まっている人、持病がある人等様々で、離れて暮らしていたらまず現状把握から始めなければならなく、介護認定されている高齢者は地域包括センターやケアマネージャーさんの力を借りることが出来るけれど、そうじゃないとなかなか現状把握は出来なく、近所の誰と親しいのか等も解らなく、突然痴呆が始まったり倒れたりで大変な方も多いようです。

姉弟や親戚、親しいご近所の方など親御さんがまだ解るうちに把握しておくことは本当に大切だなと思います。
我が家の母も仲が良くもう2人で外で会えなくなって、時々電話で話をしていたお友達も85歳位でみんな先に逝ってしまいとても寂しいと言っていました。友人が一人もいなくなる日常はさぞかし虚しいだろうなと思います。

ギリギリ80代まではまだ一人で生活も可能かもしれませんが90代になったらもう無理ですね。
どうしたいのか?またどうできるのか?を話し合う時間は大切な気がします。
同居するか、近くに住んでマメに様子を見守るか、施設にお願いするかの3択に絞られる気がします。
このうちのどれかの道を選ぶ感じになっている友人が多いです。
色々な介護サービスもあるので情報を集めどの形を選択するにせよ真剣に考えて自分で納得した結論を出すしかないですね。私も母が怪我をして、ぼんやりが始まるまでは、母は永遠に元気なものだと勝手に思い込んでおりました。
生身の人間なんだから朽ちて当たり前なのに私の中でサイボーグ化していました(笑)

6年後の2030年には人口の31.1%が65歳以上の高齢者。団塊の世代は80歳代前半になる。
つまり、国民の3人に一人が65歳以上の高齢者ということです。
2030年問題深刻です。

私たちの生活から切り離せない各家庭の介護問題、前もって調べたり、わからないことを教えてもらったり、親の現状を把握する事等、ちょっと立ち止まって一度整理してみませんか?












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