はじめに|「誰に相談すればいいの?」が一番つらかった
介護が始まったばかりの頃、私が一番困ったのは 「何をすればいいのか分からない」こと でした。
制度の名前は聞いたことがある。
でも、
- どこに電話すればいいのか
- 誰に相談すればいいのか
- 今の状況で何が使えるのか
それが分からない。
そんな中でよく耳にしたのが
「地域包括支援センター」 と 「ケアマネージャー」 という言葉でした。
でも正直、最初は違いがよく分かりませんでした。
地域包括支援センターとケアマネージャーの違い
結論から言うと、役割が違います
簡単に言うと、
- 地域包括支援センター: 👉「最初の相談窓口」「地域全体を見守る存在」
- ケアマネージャー: 👉「介護生活を一緒に設計してくれる伴走者」
という違いがあります。
地域包括支援センターとは?
地域包括支援センターは、高齢者やその家族が、最初に相談できる公的な窓口です。
ここには、
- 保健師
- 社会福祉士
- 主任ケアマネージャー
といった専門職がチームで配置され、介護だけでなく、生活全般の相談に対応しています。
私の場合は運良く、母が救急車で運ばれた病院に地域包括支援センターがあり、いろいろ相談に乗ってもらえました。
特徴
- 要介護認定前でも相談できる
- 介護予防・権利擁護・生活相談も含む
- 地域全体を「面」で支える役割
「まだ介護かわからない」「何から始めればいいかわからない」
そんなときに頼れる場所です。
ケアマネージャーとは?
ケアマネージャー(介護支援専門員)は、要介護認定を受けたあとに、個別の介護を支えてくれる専門職です。
主な役割は、
- ケアプラン(介護生活の設計図)の作成
- 訪問介護・デイサービスなどの調整
- サービス事業者との連絡・調整
特徴
- 一人ひとりの利用者に寄り添う
- 日常の困りごとを具体的に解決
- 介護者の気持ちも含めて相談できる
「これで合っているのかな?」
そんな不安を一緒に整理してくれる存在です。
違いをまとめると
| 項目 | 地域包括支援センター | 一般のケアマネージャー |
|---|---|---|
| 相談のタイミング | 介護前〜初期口 | 要介護認定後 |
| 対象 | 地域の高齢者全体 | 個別の利用者 |
| 支援の視点 | 地域全体(面) | 個別支援(点) |
| 主な役割 | 総合相談・制度案内 | ケアプラン作成・調整 |
私が感じた、ケアマネージャーの存在の大きさ
「この先が見える」安心感
介護を始めた頃、私は右も左も分からず、毎日が不安でした。
そんなとき、ケアマネージャーが私の話をじっくり聞いてくれました。
「今はここまでで大丈夫ですよ」
「次はこうしてみましょう」
その一言一言で、霧が少しずつ晴れていく感覚がありました。
ケアプランは、介護生活の設計図
ケアマネージャーが作ってくれるケアプランは、単なるスケジュール表ではありません。
- 介護する側の負担
- 家族の生活リズム
- 本人の希望
それらを全部含めた「続けられる介護」の設計図 です。
調整役であり、相談相手でもある
訪問介護、看護師、デイサービス…。
多くの人が関わる介護の現場で、その間をつないでくれるのがケアマネージャーです。
そして何より、「困ったら、いつでも相談してください」
その言葉が、どれだけ心を支えてくれたか分かりません。
👥 介護がつらいと感じたときの心の向き合い方については、
👉 介護者の心と体を守る生活ガイド(実体験から学んだ無理しない続け方)でも詳しく解説しています。
まとめ|迷ったら、まず相談していい
介護は、一人で抱え込むものではありません。
- 何から始めればいいかわからないとき → 地域包括支援センター
- 介護を続ける中で迷ったとき → ケアマネージャー
この二つを知っているだけで、介護のハードルはぐっと下がります。
今、少しでも不安を感じているなら、どうか一人で悩まず、相談してみてください。
あなたの介護は、誰かと一緒に続けていいのです。


