デイサービスも色々な種類がある

デイサービスには様々な種類があり、介護をされているご家族にとって、どれを選べば良いか悩ましいことも多いかと思います。大切な方を安心して預け、日々の介護負担を少しでも軽減できるよう、1〜4の主な種類を介護者の視点も交えて詳しくご紹介します。

目次

1. 通所介護(一般型デイサービス)

「まずは標準的なサービスを試したい」「広い施設で色々な方と交流してほしい」という場合に適しています。

サービス内容

食事、入浴、トイレの介助といった基本的な生活援助に加え、体操、歌、工作などのレクリエーションが充実しています。他の利用者様との交流を通じて、社会的孤立を防ぐ役割も大きいです。

介護者にとってのメリット:

  • 休息時間の確保: 利用中は安心して自分の時間を持てます。
  • 介護技術の相談: スタッフに日々の介護の悩みや工夫を相談できます。
  • 情報交換: 他の利用者様のご家族と情報交換できる機会もあります。

2. 地域密着型通所介護

「大人数が苦手」「顔なじみの場所で安心して過ごしてほしい」「地域とのつながりを大切にしたい」という場合に適しています。

サービス内容

利用定員が18名以下と小規模なため、スタッフの目が行き届きやすく、より個別的なケアが可能です。家庭的な雰囲気の中で、馴染みの関係を築きやすいのが特徴です。

介護者にとってのメリット

  • 安心感: 小規模でアットホームなため、大切な方が環境に馴染みやすいです。
  • 密な連携: スタッフと密に連携が取れ、日々の様子を細かく把握できます。
  • 送迎の負担軽減: 地域内でのサービス提供が基本なので、送迎エリアが限定されており比較的スムーズです。

3. 療養通所介護

「医療的なケアが必要で、通常のデイサービスでは断られてしまった」という場合に、最も心強い選択肢となります。

サービス内容

看護師や理学療法士が常駐しており、たん吸引、経管栄養(胃ろう)、インスリン注射などの医療処置に対応できます。難病や末期がんなどで重度な方や、医療依存度の高い方が安心して利用できる専門施設です。

介護者にとってのメリット

  • 介護負担の大幅軽減: ご自宅で医療的ケアを行う精神的・肉体的負担が大幅に軽減されます。
  • 専門的な相談: 医療の専門職にいつでも相談できるため、緊急時の不安が和らぎます。
  • 安心して任せられる: ご自宅では難しい専門的なケアを任せられるため、精神的な安心感が非常に大きいです。

4. 認知症対応型通所介護

「認知症の症状が進んできて、一般のデイサービスでの対応が難しくなってきた」という場合に、専門的なケアを受けられます。

サービス内容

認知症の方に特化しており、専門知識を持ったスタッフが対応します。少人数制で家庭的な環境を重視し、混乱を招きにくい工夫がされています。認知症の進行を緩やかにするための専門的なプログラム(回想法など)も提供されます。

介護者にとってのメリット

  • 専門的な理解: スタッフが認知症の特性を深く理解しているため、安心して預けられます。
  • 症状の緩和: プログラムを通じて症状が安定したり、笑顔が増えたりする効果が期待できます。
  • 孤独感の解消: 同じ悩みを抱えるご家族との交流や、専門家からのアドバイスを通じて、介護者の孤独感や不安が軽減されます。

以下のような「特化型」のデイサービスも存在します。

5.リハビリ特化型デイサービス

「自宅での生活を長く続けたい」「筋力を維持・向上させたい」「転倒予防をしたい」という場合に強くおすすめできるサービスです。

サービス内容

  • 一般的なデイサービスのような入浴・食事提供は少なく、機能訓練(リハビリ)に特化しています。
  • 理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などの専門職、または機能訓練指導員が常駐し、個別のプログラムに基づいた訓練を行います。
  • マシンを使った筋力トレーニングや、日常生活動作(ADL)訓練、バランス訓練などが中心です。
  • 利用時間は半日(2〜3時間程度)の場合が多いです。

介護者にとってのメリット

  • 明確な目的: 「今日はリハビリに行く」という明確な目的意識を持って利用できるため、ご本人も前向きに取り組めることが多いです。
  • 身体機能の維持・改善: リハビリの成果が自宅での生活に直結し、結果的に介護の手間が減ることが期待できます。
  • 専門家のアドバイス: ご自宅での介助方法や、家庭でできる簡単な運動などについて、専門家から直接アドバイスをもらえます。

6.お泊まりデイサービス(宿泊サービス付き通所介護)

「週末だけ」「冠婚葬祭の時だけ」「介護者が体調を崩した時だけ」など、一時的に宿泊が必要な場合に非常に便利なサービスです。

あくまで「通所介護の付帯サービス」であるため、ショートステイ(短期入所生活介護)と比べると、設備や人員配置基準が異なる場合があります。事前に施設の環境や夜間の体制を確認しておくことが大切です。

サービス内容

日中は通常の通所介護を利用し、夜間はそのまま施設に宿泊するサービスです。

法的なくくりとしては通常の「通所介護」の一部として提供されることが多いため、ホテルや旅館のような専用の宿泊設備ではなく、日中のリビングなどを利用することがあります。
夜間もスタッフ(介護職員など)が常駐し、見守りやトイレ介助などを行います。

介護者にとってのメリット

  • 緊急時の宿泊: 予期せぬ用事や、介護者自身の休息(レスパイトケア)が必要な時に、柔軟に利用できます。
  • 環境変化が少ない: 日中利用している馴染みの場所・スタッフが対応するため、ショートステイよりも環境の変化が少なく、ご本人が混乱しにくいです。
  • 手続きの簡素化: ショートステイのように長期間の予約調整が不要な場合が多く、比較的スムーズに利用できます。

注意点

これらの情報を参考に、大切な方の状態やご自身のライフスタイルに合ったデイサービスを、担当のケアマネジャーに相談しながら選んでみてください。

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