母と迎えるひな祭り|デイサービスで広がる笑顔と小さな自信
ひな祭りが近づくこの季節は、どこか心がふわっと温かくなります。
今年も母は2日続けてデイサービスへ行き、少し疲れは見えたものの、その表情には確かな喜びがありました。とくに昨日は“桜餅づくり”に参加したようで、帰宅して玄関を開けた途端「今日は桜餅を作ったのよ!すっごく楽しかったわ」と弾む声を聞かせてくれました。
普段よりも少し高いテンションで、母はその工程を細かく説明してくれます。
デイサービスでの桜餅づくりがもたらした変化
役割分担で広がる「できた!」という気持ち
桜餅づくりは、皮を焼く人、あんこを丸める人、仕上げに巻く人……と役割分担があったそうです。
母は“仕上げ係”。
皮にそっとあんこを置き、やさしく丸め、塩漬けの桜の葉の水分をキッチンペーパーで取って美しく巻く。その工程が母にはとても楽しかったようで、「私、きれいに巻けたのよ〜」と満足そうな笑顔を浮かべていました。
誰かと一緒に作ること、役割を持つことは、高齢者にとって大きな刺激になるのだと改めて感じました。
お雛様づくりが生む “指先の運動” と “心の活性化”
翌日はかわいいうさぎのお雛様を作って帰ってきました。
デイサービスでは、ひな祭りに合わせて季節の創作活動を取り入れてくださっているのだと思います。
指先を使った作業は認知症予防につながると言われていますし、
「自分で作った作品を持ち帰る」という達成感は、自己肯定感を育む大切な体験です。
毎日違うレクリエーションを考えてくださるスタッフの皆さんには、本当に頭が下がる思いです。

ひな祭り当日は、母と一緒にちらし寿司づくり
ひな祭り当日、我が家ではちらし寿司を作りました。
母の味にはなかなか追いつけませんが、2人で「おいしいね」と笑いながら食卓を囲む時間は、何よりも大切なひとときです。
少し多く作ってしまい、翌日のお昼もちらし寿司になるのは恒例の“小さな幸せ”。
こうした季節の行事が生活に彩りを与えてくれるのだと感じます。
春の気配が近づいてくる中で
外に出ると、近くの河津桜が見頃に近づいていました。
少し前まで寒さが厳しかったのに、あっという間に春の足音が聞こえてきます。
私はというと、花粉にやられ目がしょぼしょぼ。
それでも、季節の移ろいを母と一緒に感じられることは、何ものにも代えがたい喜びです。

地域コミュニティサイトもひと段落|私自身の活動について
実は最近、地域コミュニティのサイト作りに没頭していました。
今日ようやく公開にこぎつけ、ひとまずホッと一息。
やりたいことはまだまだたくさんあります。
子育ての情報、介護に関する記事、地域の便利情報……。
どれだけできるかはわかりませんが、地元の人が使いやすいサイトになるよう、少しずつ育てていこうと思っています。
明日は母と春物の衣替えをする予定
明日は母と一緒に、クローゼットの春物を少し出してみる予定です。とはいえ、母はベッドで“指示を出す係”。
私はその指示に従って動く、いわば“実働部隊”。
こうした何気ない日常のやりとりも、私にとっては大切なコミュニケーションの時間です。
「明日も晴れるといいね」
そう話しながら眠りにつく、穏やかな夜でした。
まとめ:ひな祭りを通して見つけた、母の笑顔と私の気づき
桜餅づくりやお雛様づくりを楽しむ母の姿から、私は「人と何かを作る喜び」を改めて教えてもらった気がします。
在宅介護の日々は決して楽なことばかりではありませんが、こうした小さなイベントが、母と私の心をふわっと温めてくれるのを感じています。
デイサービスの皆さんが工夫してくださる創作活動に感謝しつつ、
これからも季節の行事を母と一緒に見届けていきたい。
そんな風に思えた、温かいひな祭りの数日間でした。

