在宅介護で自宅入浴をあきらめないために|友人の助言とバスボードという選択

在宅介護で自宅入浴を検討する中、バスボード導入を考える高齢の母のイラスト
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介護ブログを書いた翌日に届いた、友人からのメッセージ

昨日、お風呂の件についてブログを書いたところ、すぐに介護経験のある友人から連絡が入りました。

「私も何度か自宅のお風呂に挑戦したけれど、本当に危ないから無理しちゃだめだよ」その一言で、胸が少しギュッとしました。どこかで「工夫すれば何とかなるかもしれない」と思っていた自分に、はっきりとブレーキをかけてもらった気がします。

在宅介護では、気持ちが先に立ちがちになります。
でも、安全を守るのは、やはり介護する側の役目です。

裸の介助は想像以上に難しい現実

大腸がんの手術をして、母は少し痩せました。
それでも、母ひとりを持ち上げるのは、正直かなり大変です。

ましてお風呂は裸。
服を着ていれば掴めるところもありますが、濡れた身体では支点がなく、力も入りにくい。

「これは危ない」
頭では分かっていても、実際にやってみて初めて、
その怖さを実感しました。


ユーチューブで見つけた「安全な浴槽のまたぎ方」

それでも、すぐに諦めきれず、「何か方法はないだろうか」とインターネットを検索しました。

そこで出会ったのが、「安全な浴槽のまたぎ方」という動画。
ユーチューブ、ありがとう。
動画の中で紹介されていた福祉用具の名前は
「バスボード」

浴槽をまたぐのではなく、座ったまま、安定した姿勢で移動するための道具でした。

立位またぎと座位またぎ。知らなかった選択肢

調べてみると、浴槽のまたぎ方には

  • 立ってまたぐ「立位またぎ」
  • 座ったまま移動する「座位またぎ」

この2種類があるそうです。
我が家の母の場合、明らかに座位またぎ
バスボードに座り、浴槽に対して平行に姿勢を取ることができれば、
転倒リスクを大きく下げられると知りました。
「またぎ方に種類があるなんて知らなかった」
本当に、いくつになっても勉強です。


最後の望みとして選んだ、バスボード

今回は、動画で紹介されていたものと同じパナソニック製のバスボードを購入しました。

回転台付きのものなどもありましたが、我が家では

  • 座面がまっすぐ
  • 接合部がなく安定している
  • 浴槽裏側でしっかり固定できる

という、シンプルで安全性の高いタイプを選びました。
ボードが浴槽に落ちない構造になっている点も、
決め手のひとつです。

それでもダメなら、きっぱり諦める覚悟

正直に言えば、これでダメだったら「家の湯船に浸かる」は諦めてもらうつもりです。

母の「自分でお風呂に入りたい」という気持ちは大切。
でも、それ以上に守らなければいけないのは、安全です。

たくさんの人の知恵と工夫が詰まった福祉用具に助けられながら、
もう一度だけ、安全第一でチャレンジしてみようと思います。
届いたら、無理せず、慎重に。在宅介護は、焦らず、一歩ずつですね。

おわりに

自宅でのお風呂は、当たり前だった日常が、実はとても大切な時間だったのだと教えてくれます。「できるかどうか」よりも「安全かどうか」を何度も確かめながら、これからも母と向き合っていこうと思います。

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90代の母を在宅介護する筆者

いとう よしみ

90代・要介護4の母を自宅で介護しながら、実体験をもとに
「無理をしない在宅介護の工夫」を記録・発信しています。

介護の現場で本当に役立った
介護保険サービスの使い方、在宅介護に便利なグッズ、
生活を少し楽に整える工夫を、体験ベースでわかりやすくまとめています。

同じ立場の家族介護者が、
「自分だけじゃない」と感じ、
少しでも気持ちを軽くできるような情報を大切にしています。

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