要介護認定は、想像以上に分かりにくかった
介護が必要になったとき、まず最初に立ちはだかるのが 要介護認定 です。
制度として存在は知っていても、
「何から始めればいいのか」
「どこに連絡すればいいのか」
実際に動こうとすると、戸惑う方は多いと思います。
私自身も、母の介護を経験する中で、その複雑さに何度も立ち止まりました。
要介護認定からサービス開始までの基本的な流れ


要介護認定から介護サービス利用開始までの流れは、大きく分けると次のようになります。
申請からサービス開始までの8ステップ
- 市区町村の介護保険課に連絡し、地域包括支援センターを紹介してもらう
- 要介護認定の申請を行う
- 認定調査(訪問調査)を受ける
- 認定結果を受け取る
- 居宅介護支援事業所(ケアマネージャー)へ連絡
- ケアプランを作成
- 各サービス事業所と契約
- 介護サービス開始
※ サービスによっては、かかりつけ医の意見書が必要になります。
認定後に利用できる介護サービスの違い
要介護認定後は、認定区分によって利用できるサービスが異なります。
- 要介護1以上 居宅サービス・施設サービスの利用が可能
- 要支援1・2 介護予防サービスが中心
この違いを理解していないと、「思っていたサービスが使えない」ということにもなりかねません。
要介護度の区分は、実はとても分かりにくい
厚生労働省の資料では、要介護度は次のように説明されています。
ただ、文章だけではなかなかイメージしづらいのが正直なところです。
要介護1とはどんな状態か
要介護1は、要介護の中で 最も軽い段階 です。
- 食事や排泄など基本的な生活は一人でできる
- 歩行、入浴、トイレなどで部分的な介助が必要
- 認知面が不安定になり、見守りが必要な場面が増える
「まだ大丈夫そう」に見えても、実は介護が始まっている段階とも言えます。
H2:要介護2になると、生活全体に支援が必要になる
要介護2は、要介護1よりも 自分でできないことが増えた状態 です。
- 家事や買い物が一人では難しい
- 食事や排泄にも手助けが必要
- 見守りだけでなく、実際の介助が増える
一人暮らしの場合は特に、介護サービスの利用が不可欠になります。
要介護3は、ほぼ全面的な介助が必要な状態
要介護3になると、日常生活のほぼすべてに介助が必要になります。
- 立つ・歩くことが難しい
- 着替え、食事、排泄、入浴が一人では困難
- 移動にも常に誰かの支えが必要
在宅介護の場合、家族の負担はかなり大きくなります。
要介護4は、介護負担が非常に大きい段階
要介護4は、介護認定の中でも 負担の大きい状態 です。
- 自力で立つ・歩くことが難しい
- 座位を保つのも困難
- 思考力や理解力が低下することもある
会話はできるものの、意思疎通にムラが出ることもあります。
要介護5は、ほぼ寝たきりの状態
要介護5は、
介護度の中で最も重い状態です。
- 立つ・座る・歩くことがほぼ不可能
- 食事、排泄、入浴すべてに全面介助が必要
- 意思疎通も難しい場合が多い
家族だけでの介護は非常に厳しく、専門的な支援が欠かせません。
その時の状態に合った選択を
我が家の介護認定は、
要支援2 → 要介護1 → 要介護3 → 要介護1 → 要介護4
という、正直とても分かりにくい経過をたどっています。
「要介護3だった人が、どうしたら要介護1になるのか」
当時は、認定結果を見るたびに戸惑いと疑問が募りました。
状態が良くなった実感はなく、むしろ介護の負担は増えているのに、
認定だけが軽く出てしまう――そんな感覚でした。
納得がいかず、何度も再申請をお願いし、
主治医の先生にも意見書を書いていただきました。
時間も気力も必要でしたが、「今の状態に合っていない」と感じたまま
受け入れることはできなかったのです。
その結果、今年の9月に 要介護4 の認定がおりました。
介護認定は一度決まったら終わりではなく、
その時々の状態をきちんと伝え、必要に応じて見直していくもの。
「今の状態に合った選択をすること」の大切さを、
我が家はこの経験から強く感じています。
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