大腸がん手術後、無事退院|母と迎えた在宅介護の再スタート

大腸がん手術後に無事退院し、安心した表情を見せる高齢の母の笑顔
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大腸がんの手術を終え、無事に退院できました

母は大腸がんの手術を終え、無事に退院することができました。
食欲もあり、術後の経過も順調で、本当にホッとしています。

家に着くなり、「やっぱり、うちが一番ね。のんびりするわ」と、ニコニコしながら一言。

その笑顔を見て、胸の奥に溜まっていた緊張が、すっとほどけた気がしました。
クロちゃんも「やっと帰ってきた!」と言わんばかりに大喜びで、母のそばを離れません。

退院後の日常が戻るということ

季節はすっかり秋。
風も冷たくなり、空気が変わってきました。
退院の翌日は、大量の栗を剥いて、栗ご飯と栗の渋皮煮を作りました。
唐揚げも揚げて、孫たちも集まり、家の中は久しぶりににぎやか。

母は途中で眠ってしまいましたが(笑)、「みんなでご飯を食べる」
その空気だけで、十分だったように思います。

さすがに1.2キロの栗を剥いた翌日は、手が痛くなりましたが、それも含めて「日常が戻ってきた証」のように感じました。

身体は回復、でも気になる“忘れっぽさ”

身体の回復は順調ですが、気になる変化もあります。
最近、母は物忘れが増え、入院をきっかけにそれが少し加速したように感じています。

昔の出来事が、ついさっきのことのように話題に出てきたり、同じ話を何度も繰り返したり。
私のほうが驚いてしまい、話を合わせるのに必死になることもあります(笑)。

「これは病気の影響?年齢のせい?」答えははっきりしませんが、今は否定しないことを大切にしています。

傷の痛みと、休む時間の大切さ

立ち上がるときは、手すりを持ち、介助しながら。
その瞬間、傷跡が痛むようです。

横になると痛みが落ち着くため、食事をした後は、すぐに横になって休んでいます。

「無理をしない」それが、退院直後のいちばんの約束事だと思っています。

デイサービス再開をどうするか

退院後、デイサービスをもう少し休ませたほうがいいのでは、と迷いました。

でも、病院に相談したところ、「少し動いたほうが回復につながる」とのアドバイス。

そこで、明日からデイサービスを再開することにしました。無理をさせないことと、動かなさすぎないこと。そのバランスを探りながら、また日常を整えていきます。

「当たり前の日常」が、いちばんの幸せ

家族が全員そろい、大きなトラブルもなく、同じ一日を繰り返せること。
それが、どれほどありがたいことなのかを、今回の入院で改めて実感しました。

「健康で、変わらない日常」それは、決して当たり前ではないのですね。

食欲の秋、また一歩ずつ

食欲も戻り、「明日はサンマでも買ってこようか」そんな話が出るようになりました。

退院はゴールではなく、在宅介護の再スタート。
焦らず、比べず、また一歩ずつ、母と一緒に歩んでいこうと思います。

退院後、少しずつ日常は戻ってきましたが、 在宅介護を再開して初めて直面した“現実的な困りごと”もありました。
特に、術後に一気に悪化したオムツかぶれは、 母にとっても、介護する側にとっても、想像以上につらいものでした。 試行錯誤の末に、我が家で効果があった具体的な対策は、 こちらに詳しくまとめています。
 ▶ 在宅介護で悩んだオムツかぶれ|術後に悪化した母のおしりトラブルを改善できた方法

よくある質問(大腸がん手術後・退院後の在宅介護についてのFAQ)

Q1. 大腸がん手術後、高齢者は退院してすぐ普段の生活に戻れますか?

A. 退院できても、すぐに手術前と同じ生活に戻れるとは限りません。食欲があっても体力は落ちていることが多く、立ち上がりや歩行で痛みが出る場合もあるようです。

我が家でも、無理をせず、横になる時間を多めに取りながら、少しずつ日常に戻していきました。焦らず、体の回復を最優先にすることが大切だと感じました。

Q2. 退院後、傷の痛みがある場合はどのように過ごせばいいですか?

A. 立ち上がる動作や体に力が入る場面で痛みが出やすいことがあります。
我が家では、横になると楽になることが多かったため、こまめに休むようにしていました。

食事の後は無理に動かず、そのまま横になって休むようにしていました。「動きすぎない」「動かなさすぎない」バランスを意識していました。

Q3. 大腸がん手術後に、物忘れが増えたように感じるのはよくあることですか?

A. 入院や手術は、高齢者にとって心身ともに大きな負担になります。大腸がん手術後というより、入院の影響が大きいと思います。母の場合も、退院後に物忘れが増えたように感じました。

入院をきっかけに同じ話を繰り返すことが増えましたが、否定せず受け止め、必要に応じて医療機関で相談しました。

Q4. 退院後、デイサービスはすぐ再開しても大丈夫でしょうか?

A. 体調によって判断が分かれるため、自己判断せず、病院や主治医に相談することが大切です。

我が家では医師に「少し動いたほうが回復につながる」との助言を頂き、無理のない範囲でデイサービスを再開しました。外出や人との関わりが、気分転換になることもあります。

Q5. 退院後の食事で気をつけたほうがいいことはありますか?

A. 食欲が戻っていても、消化のよいものから少しずつ取り入れるのがおすすめです。

母の場合は、量よりも「食べられること」を大切にしました。秋の食材など季節を感じる食事も、気持ちを明るくしてくれると感じています。

Q6. 退院後の在宅介護で、家族が一番気をつけることは何ですか?

A. 「順調そうに見えても、無理をさせないこと」だと思います。退院はゴールではなく、在宅介護の再スタートです。

体調や気持ちの変化をよく観察しながら、日常を整えていくことが、結果的に回復につながると感じています。

Q7. 退院後の生活で、家族が不安を感じたときはどうすればいいですか?

A. 不安を一人で抱え込まず、病院・ケアマネジャー・デイサービスなど、頼れる先に相談することが大切です。我が家でも、判断に迷う場面は医療機関に相談しました。

「相談していい」と思えるだけで、気持ちがずいぶん楽になりました。

大腸がん手術後に無事退院し、安心した表情を見せる高齢の母の笑顔

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90代の母を在宅介護する筆者

いとう よしみ

90代・要介護4の母を自宅で介護しながら、実体験をもとに
「無理をしない在宅介護の工夫」を記録・発信しています。

介護の現場で本当に役立った
介護保険サービスの使い方、在宅介護に便利なグッズ、
生活を少し楽に整える工夫を、体験ベースでわかりやすくまとめています。

同じ立場の家族介護者が、
「自分だけじゃない」と感じ、
少しでも気持ちを軽くできるような情報を大切にしています。

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