介護の合間に迎えた、50年ぶりの同窓会
母の介護をしながら生活していると、自分の予定を入れることに、どこか遠慮が生まれます。
「本当に行って大丈夫かな」
「家を空けてしまっていいのかな」
そんな気持ちが、いつも頭をよぎります。
今回の中学同窓会も、正直、少し迷いました。
けれど、結果から言うと、行ってよかった。
心からそう思える時間になりました。
介護と外出を両立するための、わが家の準備
同窓会は17時半スタート。
母はデイサービスから16時半に戻ってくる予定でした。
息子が16時までに帰宅してくれると聞き、朝から夕食の準備を済ませました。
「これで大丈夫」
そう思える準備ができたことで、久しぶりに安心して外出することができました。
介護中の外出は、準備がすべてだと改めて感じます。
少しの段取りが、気持ちの余裕につながるのですね。
懐かしい街並みへ、気持ちが一気にタイムスリップ
同級生が作ってくれた思い出の動画をイヤフォンで聴きながら、青春時代を過ごした街へ向かいました。
少し早めに到着したので、昔よく遊んだ公園や街並みを歩いてみました。
高度経済成長期の真っ只中、街はいつも活気に満ちていて、あの頃の風景が、次々とよみがえってきます。
私たちが過ごした、あの時代
思い返せば、時代の節目を生きてきました。
- 中学2年生のとき、カップヌードルが登場
- 銀座にマクドナルド1号店がオープン
- 沖縄返還
- ビートルズの解散
当時は何気なく過ごしていた出来事も、今振り返ると、貴重な時代の記憶です。
46人が集まった奇跡のような再会
会場には、46人もの同級生が集まっていました。
白髪や薄毛が増えた人もいましたが(笑)、笑顔は、あの頃のままでした。
現役で仕事を続けている人、新しい挑戦をしている人、それぞれの人生を歩んできた仲間たち。
話題は自然と、健康や介護の話へ。
医師になった同級生から「何かあったら紹介するよ」と言ってもらえたことは、心強く、ありがたい一言でした。
母が待つ家へ、温かい気持ちで帰宅
母の様子が気になり、二次会は断念しました。
けれど、懐かしい街のお土産を手に帰宅。
母と一緒に夕食をとりながら、同窓会での出来事を話す時間は、何より温かいひとときでした。
外で得た元気を、家に持ち帰れる。
それも、介護生活を続けるうえで大切なことだと感じました。
50年を経て、改めて感じた感謝
50年という長い時間を経て、再会できた同級生たち。素敵な会を企画してくれた幹事の皆さん。
そして、母との日常。
すべてに、感謝の気持ちでいっぱいです。
名刺交換した同級生の活動を後から調べ、「みんな、それぞれ頑張っているんだな」と励まされました。
介護中でも、自分の時間を大切にしていい
介護中だからこそ、こうした時間が、心の支えになることがあります。
久しぶりの同窓会は、とても有意義で、楽しい時間でした。
50年が経ち、46人が集まったこと自体が、奇跡のようです。
母との昔話も弾み、「行ってよかった」そう思える一日になりました。

