はじめに|介護が始まると、水道代が気になり始めた
在宅介護が始まって、思いがけず気になるようになったのが 水道料金 でした。
清拭やおむつ交換、洗濯の回数が増え、以前より明らかに水を使う量が増えていく。
「仕方ないことだよね」と思いながらも、毎月の請求書を見るたび、少しだけため息が出る。
そんな方も多いのではないでしょうか。
実は、水道料金や下水道使用料について、
自治体によっては福祉減免制度が用意されている場合があります。
全国一律の制度ではありませんが、
条件に当てはまれば、申請することで負担を軽くできる可能性があります。
水道料金の福祉減免制度とは?
まず知っておきたい大切な点があります。
「要介護認定を受けていれば必ず減免される」わけではありません。
水道料金・下水道使用料の減免制度は、市区町村ごとに内容・条件が大きく異なる自治体独自制度です。
ただし、次のような世帯は減免の対象になるケースが比較的多い傾向にあります。
減免の対象になりやすい世帯の条件
自治体によって細かい違いはありますが、
主に次のような条件が設定されています。
- 在宅で 要介護4または要介護5 の認定を受けた高齢者がいる世帯
- 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を所持している方がいる世帯
- 生活保護を受給している世帯
- 特定の医療的ケアや継続的な介護が必要と認められる場合
※ 多くの自治体で「1世帯1契約・家事用水道に限る」などの条件があります。
私の住んでいる自治体の例
私の住んでいる地域では、
- 在宅で
- 65歳以上
- 要介護4または5に認定された方がいる世帯
この条件を満たす場合、水道料金および下水道使用料の基本料金が減免されます。
適用は1世帯1契約のみですが、毎月の固定費が少し軽くなるだけでも、介護を続けるうえでの心理的な支えになりました。
申請の流れ|難しくありません
「制度」と聞くと、書類が多くて大変そう…と感じるかもしれません。
でも、実際の流れはとてもシンプルです。
① 申請窓口
- 市区町村役所(高齢者福祉課・障害福祉課など)
- 水道局・上下水道課
※ 自治体によっては郵送・オンライン申請が可能な場合もあります。
② 必要書類(例)
- 介護保険被保険者証(要介護4・5の場合)
- 各種障害者手帳(該当する場合)
- 水道料金の領収書やお客様番号がわかるもの
- 自治体指定の申請書
③ 申請後の流れ
- 書類審査
- 減免の可否・範囲について通知
- 次回または翌月以降の請求から適用
※ 状況確認や更新手続きが必要な場合もあります。
知っておいてほしいポイント
- 制度は自動適用されません
- 知らなければ、そのまま支払い続けることになります
- 「対象外」と言われても、自治体によっては別制度があることも
だからこそ、
「うちは対象になりますか?」
この一言を、役所や水道局で聞いてみる価値は十分にあります。
水道料金の減免は「小さな支え」
水道料金の減免は、劇的に家計を変える制度ではありません。
でも、
- 介護で増えた生活費
- 積み重なる精神的な負担
その中で、「少しでも軽くなるものがある」という事実は、確実に心を支えてくれます。
介護は、がんばることより 続けられること が何より大切。
使える制度は、遠慮せず、生活の味方として取り入れていきましょう。
最後に|まずは問い合わせてみてください
水道料金・下水道使用料の福祉減免制度は、自治体ごとに条件も内容も異なります。
最新情報については、必ずお住まいの市区町村の担当窓口へ直接確認してください。
「知らなかった」で終わらせず、「知れてよかった」と思える制度でありますように。





