デイサービスの種類と選び方|介護者目線でわかる特徴・向いている人・注意点まとめ

デイサービスへ向かう車椅子の高齢者と送迎シーンをイメージしたイラスト
📌 この記事でわかること
  • デイサービスの種類ごとの特徴と違い
  • それぞれのサービスが 向いている人・向いていない人
  • 介護者の視点から感じた安心感・メリット
  • 利用前に確認しておきたい注意点・チェックポイント

はじめて利用する方/今の事業所が合っているか不安な方に向けて、
介護者の体験も交えながら、分かりやすく整理しました。

デイサービスには様々な種類があり、介護をされているご家族にとって、どれを選べば良いか悩ましいことも多いかと思います。大切な方を安心して預け、日々の介護負担を少しでも軽減できるよう、主な種類を介護者の視点も交えて詳しくご紹介します。

目次

1. 通所介護(一般型デイサービス)とは|特徴・向いている人・注意点

まずは一般的なデイサービスから
利用してみたい

人との交流やレクリエーションを
楽しんでほしい

そんな方に最も利用されている
標準タイプです。

食事、入浴、トイレの介助といった基本的な生活援助に加え、体操、歌、工作などのレクリエーションが充実しています。他の利用者様との交流を通じて、社会的孤立を防ぐ役割も大きいです。

🌷 サービス内容

  • 食事・入浴・排泄介助などの生活支援
  • 体操・歌・工作・ゲームなどのレクリエーション
  • 社会交流・見守り・日常会話
  • 機能訓練(軽度運動)の提供

利用者同士の交流を通じて、孤立感の軽減・気分転換につながります

😊 介護者にとってのメリット

  • 介護から離れて休息時間を確保できる
  • 連絡帳や送迎時に様子を共有してもらえる
  • 介護の悩みをスタッフへ相談できる

👤 向いている人

※「こんな方に特におすすめです」

  • 交流の場を持たせたい
  • 一人で過ごす時間が心配
  • 体力・認知機能が中度までの方


⚠️ 注意点・チェックポイント

→ 気になる点は、見学時や体験利用の際に確認しておくと安心です。

  • 参加型レクが 負担になっていないか
  • 刺激が強すぎて疲れていないか
  • 静かに過ごす選択肢があるか

💬 迷った場合は、担当のケアマネジャーに相談してみてください。 お本人の状態や生活リズムに合わせて、「今の段階で合いやすい事業所」を一緒に検討してくれます。

2. 地域密着型通所介護|少人数で家庭的な環境を希望する方に

大人数が苦手

落ち着いた場所で
過ごしてほしい

という場合に合いやすい
小規模タイプです。

利用定員が18名以下と小規模なため、スタッフの目が行き届きやすく、より個別的なケアが可能です。家庭的な雰囲気の中で、馴染みの関係を築きやすいのが特徴です。

🌷 サービス内容

  • 定員18名以下
  • 個別ケア・ゆったりした時間設計
  • 顔なじみのメンバー・職員による支援
  • 家庭的な雰囲気の中での交流

😊 介護者にとってのメリット

  • 表情や体調の変化を 細かく把握してもらえる
  • スタッフとの連携が取りやすい
  • 本人が環境に馴染みやすい

👤 向いている人

※「こんな方に特におすすめです」

  • 刺激が苦手/人混みが不安
  • 認知症の初期〜中期
  • 落ち着いた環境が安心な方

⚠️ 注意点・チェックポイント

→ 気になる点は、見学時や体験利用の際に確認しておくと安心です。

  • 活動内容の選択肢が少ない場合がある
  • 通所人数が少ない=相性の影響を受けやすい

💬 迷った場合は、担当のケアマネジャーに相談してみてください。 お本人の状態や生活リズムに合わせて、「今の段階で合いやすい事業所」を一緒に検討してくれます。

3. 療養通所介護|医療的ケアが必要な方に

「たん吸引」「胃ろう」など
医療依存度が高い方のための専門型です。

看護師や理学療法士が常駐しており、たん吸引、経管栄養(胃ろう)、インスリン注射などの医療処置に対応できます。難病や末期がんなどで重度な方や、医療依存度の高い方が安心して利用できる専門施設です。

🌷 サービス内容

  • 看護師・リハ職常駐
  • 医療処置・症状管理に対応
  • 体調変化への迅速なサポート

😊 介護者にとってのメリット

  • 在宅での医療ケア負担が大幅軽減
  • 専門職へ随時相談できる安心感
  • 緊張と不安から解放される時間の確保

👤 向いている人

※「こんな方に特におすすめです」

  • 医療的ケアが必要
  • 病気・難病・終末期ケアの支援が必要
  • 一般デイで断られた経験がある方

⚠️ 注意点・チェックポイント

→ 気になる点は、見学時や体験利用の際に確認しておくと安心です。

  • 定員が少なく利用枠が埋まりやすい
  • 通所回数に制限がある地域もあり

💬 迷った場合は、担当のケアマネジャーに相談してみてください。 お本人の状態や生活リズムに合わせて、「今の段階で合いやすい事業所」を一緒に検討してくれます。

4. 認知症対応型通所介護|症状に合わせた専門的サポート

認知症の症認知症の方に特化し、
混乱を防ぐ環境設計
専門的声かけが特徴です

認知症の方に特化しており、専門知識を持ったスタッフが対応します。少人数制で家庭的な環境を重視し、混乱を招きにくい工夫がされています。認知症の進行を緩やかにするための専門的なプログラム(回想法など)も提供されます。

🌷 サービス内容

  • 少人数制・家庭的な空間
  • 回想法・構造化プログラム
  • 状況に合わせた個別支援

😊 介護者にとってのメリット

  • 不安や徘徊行動などへの適切な理解
  • 表情が穏やかになるケースが多い
  • 家族の孤独感が軽減

👤 向いている人

※「こんな方に特におすすめです」

  • 一般デイで不安・混乱が出た方
  • 迷いや不安が強い方
  • 声かけひとつで安心感が変わる方

⚠️ 注意点・チェックポイント

→ 気になる点は、見学時や体験利用の際に確認しておくと安心です。

  • 目的別プログラムが多く、合う合わないが出やすい

💬 迷った場合は、担当のケアマネジャーに相談してみてください。 お本人の状態や生活リズムに合わせて、「今の段階で合いやすい事業所」を一緒に検討してくれます。

以下のような「特化型」のデイサービスも存在します。

5.リハビリ特化型デイサービス|「できる動作」を維持したい方に

「歩行維持」「転倒予防」
を目的にした短時間型

機能訓練(リハビリ)に特化
マシンを使った筋力トレーニングや、
日常生活動作(ADL)訓練、バランス訓練などが中心

🌷 サービス内容

  • 一般的なデイサービスのような入浴・食事提供は少ない。
  • 機能訓練メイン(入浴・食事なしが多い)
  • 理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などの専門職または機能訓練指導員が担当
  • 2〜3時間の半日利用が中心

😊 介護者にとってのメリット

  • 自立度の維持→介護負担の軽減
  • 動きやすさが日常生活に直結
  • 自宅での運動方法を教えてもらえる

👤 向いている人

※「こんな方に特におすすめです」

  • 動作維持を最優先にしたい
  • 通所に強い体力がある
  • レクリエーションより訓練重視

⚠️ 注意点・チェックポイント

→ 気になる点は、見学時や体験利用の際に確認しておくと安心です。

  • レクリエーションが少なく合わない人もいる
  • 食事・入浴が必要な方には不向き

💬 迷った場合は、担当のケアマネジャーに相談してみてください。 お本人の状態や生活リズムに合わせて、「今の段階で合いやすい事業所」を一緒に検討してくれます。

6.お泊まりデイサービス(宿泊付き)|“一時的に預けたい”ときの選択肢

「数日だけ」「急な外出」
「介護者の休息」に便利。

あくまで「通所介護の付帯サービス」であるため、ショートステイ(短期入所生活介護)と比べると、設備や人員配置基準が異なる場合があります。事前に施設の環境や夜間の体制を確認しておくことが大切です。
日中は通常の通所介護を利用し、夜間はそのまま施設に宿泊するサービスです。法的なくくりとしては通常の「通所介護」の一部として提供されることが多いため、ホテルや旅館のような専用の宿泊設備ではなく、日中のリビングなどを利用することがあります。

🌷 サービス内容

  • 日中は通所介護 → 夜間はそのまま宿泊
  • 夜間職員が常駐し、見守り・排泄介助に対応

😊 介護者にとってのメリット

  • 緊急時・急な予定にも対応しやすい
  • 環境変化が少なく混乱しにくい
  • 予約手続きが比較的シンプル

⚠️ 注意点・チェックポイント

→ 気になる点は、見学時や体験利用の際に確認しておくと安心です。

  • ショートステイとは基準が異なる
  • 夜間体制・人員配置は必ず確認

💬 迷った場合は、担当のケアマネジャーに相談してみてください。 お本人の状態や生活リズムに合わせて、「今の段階で合いやすい事業所」を一緒に検討してくれます。

共通チェックリスト|見学・体験前後に確認したいこと

  • □ 安全配慮(転倒・動線・浴室・緊急対応)
  • □ 個別ケア計画の内容が具体的
  • □ 認知症対応・声かけの方針が一貫している
  • □ 送迎時間が生活リズムに合っている
  • □ 追加料金・実費が明確
  • □ 本人の表情が穏やか・帰宅後の疲労が少ない
    👉 不安が残る場合はケアマネに相談してOKです
  • □ 本人が「また行きたい」と感じている様子がある
    👉 体験ベースの視点になり、記事の温度感と揃います。

まとめ ― デイサービスは「合う場所を見つける旅」

デイサービスは「どれが正解」ではなく、
その人の今の状態に合った場所を選んでいくプロセス だと感じています。

迷ったときは、家族だけで抱え込まず、
ケアマネジャー・事業所スタッフと一緒に相談しながら、
無理のない利用方法を探してみてください。

🙋‍♀️ よくある質問(FAQ)

Q1. デイサービスの種類が多くて決めきれません。どう選べば良いですか?

A. 私の場合は、「今できていること・困っていること・生活リズム」の3点を基準に考えました。ケアマネジャーに状態を説明し、日常の様子を共有したうえで、複数の事業所を提案してもらいました。

見学や体験利用を通して「施設の雰囲気」や「職員さんとの相性」も確認できたので、安心して通える場所を選ぶことができました。

Q2. 体験利用や見学はできますか?


A. 多くの事業所で「見学」または「半日体験」が可能です。体験後は、まず母の意見を聞き、帰宅後の疲れ具合・表情・睡眠の様子なども含めて判断しました。不安や気づきがあれば、遠慮せずケアマネジャーに共有するようにしています。

Q3. 料金はどのくらいかかりますか?


A. 介護保険の自己負担(1〜3割)に加えて、食費・おやつ代・材料費などの実費が必要になります。要介護度や地域、事業所によって金額が異なるため、「利用料の内訳」と「追加費用の有無」を事前に確認しておくと安心です。

Q4. 認知症が進んできた場合、デイサービスを変更した方が良いですか?

A. 私は、本人のその日の気分に左右されることも多いため、すぐに変更せず様子を見ながら対応してきました。
ただし、「不安が強い・落ち着かない・拒否が増えた」などの状態が続く場合は、事業所の環境が合っていない可能性もあります。ケアマネジャーや事業所へ相談し、必要に応じて別タイプを検討することで、安心して過ごせるケースもあります。

Q5. 家族が疲れてしまい、利用回数を増やしたいと感じています。増やしても大丈夫でしょうか?

A. 介護者の休息はとても大切だと感じています。回数を増やす前に、本人の体力や生活リズムをケアマネジャーと一緒に確認し、「短時間の追加」から様子を見る方法もあります。無理のない形で調整できるので、まずは相談してみてください。

Q6. どのサービスにも当てはまらない気がします。相談してもいいのでしょうか?

A. もちろん大丈夫です。家庭環境や性格、価値観によって「合うかどうか」は人それぞれです。
迷ったときこそ、一人で抱え込まず、ケアマネジャーや事業所スタッフに相談してみてください。第三者の視点が入ることで、選択肢が広がることもあります。

デイサービスへ向かう車椅子の高齢者と送迎シーンをイメージしたイラスト

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

90代の母を在宅介護する筆者

いとう よしみ

90代・要介護4の母を自宅で介護しながら、実体験をもとに
「無理をしない在宅介護の工夫」を記録・発信しています。

介護の現場で本当に役立った
介護保険サービスの使い方、在宅介護に便利なグッズ、
生活を少し楽に整える工夫を、体験ベースでわかりやすくまとめています。

同じ立場の家族介護者が、
「自分だけじゃない」と感じ、
少しでも気持ちを軽くできるような情報を大切にしています。

目次