1年の始まりに見直したい介護の導線と環境づくり

家族の環境づくりをイメージしたイラスト

新しい年を迎え、介護環境を見直す絶好のタイミングです。家の中の導線や環境を整えることで、転倒やケガのリスクを減らし、介護する側・される側の負担を大幅に軽減できます。今回は、私が実際に取り入れている介護導線と環境整備の工夫をご紹介します。

目次

導線を見直すメリット

介護において「導線」とは、部屋やトイレ、キッチン、寝室など、家の中で人が移動する経路のことです。導線を整えることで、移動時の転倒リスクを減らし、介護者も効率よく動けるようになります。

私の場合、母の寝室からトイレまでの導線を歩きながら確認しました。家具の角や段差、床に置いた物など、つまずきやすい場所をチェックすることで、安全なルートを確保できます。少し家具を動かしたり、手すりを設置するだけでも、安心感が格段に変わります。

 ⬇︎ 我が家が使った介護保険の住宅改修制度については下記にまとめてありますのでご参考にして下さい。

段差や手すりの工夫

介護で最も多い事故のひとつが転倒です。段差や廊下、トイレの出入り口に手すりを取り付けることで、移動が格段に安全になります。特に、夜間や寒い季節は足元が滑りやすくなるので注意が必要です。

私は母の部屋や廊下、トイレ、浴室に手すりを設置しました。手すりは、握りやすく、滑りにくい素材を選ぶのがポイントです。また、夜間でも足元が見やすいように小さなナイトライトを設置しました。暗い中での移動は不安ですが、これだけでも転倒リスクを大幅に減らせます。

家具や床の整理

家具や床に物が散乱していると、つまずきや転倒の原因になります。特に介護では、歩行補助具や車椅子を使う場合、通り道を広く確保することが重要です。

私は家具の配置を見直し、不要な物は収納したり処分したりして、生活動線をスッキリさせました。床に小物を置かないことで、母も安心して歩けるようになり、介護者の私もスムーズにサポートできるようになりました。

居心地の良い空間づくり

安全性だけでなく、居心地の良さも大切です。お気に入りの椅子やクッションを置いたり、季節の小物や写真を飾ったりすると、家の中で過ごす時間が豊かになります。居心地の良い空間は、母の心の安定にもつながり、介護者の気持ちも和らぎます。

特に冬は寒さで体がこわばりやすく、室温や湿度にも配慮する必要があります。暖房や加湿器を適切に使い、寒さや乾燥による体調不良や転倒のリスクを減らしています。

 ⬇︎ 我が家が入浴の動線を見直した時の記事はこちら

日常のチェックリストを活用する

導線や環境を整えるだけでなく、日常の安全チェックも重要です。朝晩や週に一度、動線や床の状態、照明の点灯状況を確認することで、問題に早めに気づけます。

私はチェックリストを作り、母と一緒に確認する習慣を取り入れています。「今日は廊下の照明は点いているか」「床に物はないか」など簡単な項目で構いません。目に見える形でチェックすると、安心感も増します。

 ⬇︎ 在宅介護を続けるために、生活全体を見直したときのまとめページはこちらです。

まとめ:小さな工夫で安全で快適な生活を

1年の始まりに介護環境を見直すことは、事故防止や生活の質向上につながります。導線の整理、手すりやナイトライトの設置、家具の配置見直し、居心地の良い空間作り、日常のチェックリスト活用など、少しずつ取り入れることで安全で快適な生活が作れます。

完璧を目指す必要はありません。少しの工夫を積み重ねることで、介護する側もされる側も安心できる生活環境を整えられます。読者の皆さんも、新しい年を機に、ぜひ家の導線と環境を見直してみてください。

家族の環境づくりをイメージしたイラスト

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90代の母を在宅介護する筆者

いとう よしみ

90代・要介護4の母を自宅で介護しながら、実体験をもとに
「無理をしない在宅介護の工夫」を記録・発信しています。

介護の現場で本当に役立った
介護保険サービスの使い方、在宅介護に便利なグッズ、
生活を少し楽に整える工夫を、体験ベースでわかりやすくまとめています。

同じ立場の家族介護者が、
「自分だけじゃない」と感じ、
少しでも気持ちを軽くできるような情報を大切にしています。

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