母の体調が急に不安定に|在宅介護で気づいた小さな変化と向き合う日々

在宅介護中の母が体調不良で横になり休んでいる様子を描いたイラスト
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母の体調が、いつもと少し違うと感じた日

今週の火曜日、デイサービスへ行く朝。
母の体の動きが、いつもより少し重たいように感じました。

「今日はちょっと調子がよくないかもね」そんな会話をしながら送り出しましたが、やはり帰宅後すぐに
「なんだか調子が悪い」と言って横になってしまいました。

咳も出始めていて、風邪かなと思っていたのですが、夜中になって様子がおかしいことに気づきました。

夜中に起きられない母と、水分補給の時間

寝室をのぞくと、母は起き上がれない様子。
声をかけて起こしても、支えがないと倒れてしまいます。
力が入らないようで、その姿を見て心配になり、その夜はなかなか眠れませんでした。

ちょうど確定申告の追い込みもあり、夜中に税理士さんへ書類を送ってから、再び母の様子を確認。

「喉、渇いてない?」と聞くと、「渇いた」と小さく返事をしました。
ベッドの上に私が乗り、背もたれ代わりになって体を支えながら、
ゆっくり水分をとってもらいました。
その後、少し落ち着いて、また休みました。

食欲がなく、静かに過ぎた二日間

14日、15日は、ほとんど食欲もなく、寝ている時間が多い二日間でした。

そんな中、昨晩9時頃、「アイスが食べたい」と母が言いました。

息子に連絡して買ってきてもらい、車椅子に乗せてもらって、ニコニコしながらリビングへ。

少し話をして、アイスを食べて、また静かに休みました。
まだ本調子ではなかったので、昨日と今日はデイサービスをお休みすることにしました。

気圧のせい?続く小さな不調

最近、手の震えが出たり、コップの水をうまく飲めなかったり。
体調としては、あまり良い状態とは言えません。

今朝、「日曜日、調子がよかったらランチに行こうか」と誘うと、「いいわね、そうしよう」と。
それまでに少しでも良くなってくれたら、そう願いながら様子を見ています。


病院と家の区別がつかなくなる瞬間

数日前、母がポータブルトイレの肘置きにあるオレンジ色のボタンを指差して言いました。
「喉が渇いたら、このボタンを押すとお水を持ってきてくれるの」一瞬、ドキッとしました。

病院のナースコールと同じ色だったのです。
「病院と勘違いしたんじゃない?」

そう伝えると、「そうね、間違えちゃった」と、すぐに納得。
でも、こうした小さな勘違いが、最近少しずつ増えてきているように感じます。

夢と現実が混ざる出来事

同じ日に、「大変!落っこちちゃった!」と母が慌てました。

話を聞くと、37歳の息子(母の中では幼い頃の姿)が、ベッドと壁の隙間に落ちた、というのです。
布団を上げて「誰も落ちてないよ」と伝えても、なかなか納得できません。

ちょうど息子が休みで家にいたので来てもらい、
「おばあちゃん、夢だよ。大丈夫だよ」と声をかけてもらい、ようやく安心しました。

年を重ねるということ

「年をとるって、本人もしんどいんだろうな」最近、そう感じる場面が増えました。

体の不調だけでなく、記憶や感覚の揺らぎも含めて。
介護をする側も戸惑いますが、一番不安なのは、本人なのかもしれません。

無理をさせず、否定せず、できるだけ安心できる時間を重ねていきたい。
そう思いながら、今日も母のそばで様子を見ています。

このあと母は肺炎で入院することになりました。
そして退院後、再び始まった在宅介護の中で見えてきた
「安心できたこと」と「戸惑ったこと」を、
次の記事にまとめています。

退院直後の在宅介護で見えてきた暮らしの工夫|母の笑顔と排泄ケアのリアル

よくある質問(在宅介護中に母の体調が不安定になったときのFAQ)

Q1. 在宅介護中、急に親の体調が悪くなったときはどう判断すればいいですか?

A. 「いつもと違う」と感じたら、無理をさせず、まずは休ませることを優先しています。高齢者は体調の波が大きく、前日まで元気でも急に動けなくなることがあります。迷ったときは、デイサービスや主治医に相談できるよう、関係は密に。日頃から連絡先を整理しておくと安心です。

Q2. 高齢の親が夜中に起きられない場合、すぐ受診したほうがいいのでしょうか?

A. 起き上がれない、力が入らない状態が続く場合は注意が必要です。我が家では、その場で無理に動かさず、水分をとりながら様子を見ましたが、救急車を呼んだことも何度かあります。不安が強い場合や症状が続くときは、医療機関に相談することが大切だと思っています。

Q3. 体調不良のとき、食事や水分はどの程度とらせたほうがいいですか?

A. 無理に食べさせる必要はないと思います。食欲がないときは、水分を少しずつとるだけでも十分な場合があります。我が家では、喉が渇いているかを確認し、姿勢を支えながら安全に水分補給を行いました。

Q4. 病院と家を勘違いするような言動は、認知症の始まりなのでしょうか?

A. 一概に認知症とは言い切れないと思います。体調不良や入院経験、疲れなどがきっかけで、我が家は一時的に勘違いが起こることもあります。ただ、同じようなことが繰り返し続く場合は、主治医に相談しておくと安心です。

Q5. 夢と現実が混ざったような話をするとき、どう対応すればいいですか?

A. 我が家では、無理に否定せず、「そうだったんだね」と一度受け止めるようにしています。本人が安心できるよう家族の協力を得ながら説明します。母は、安心すると落ち着くことの方が多く、感情を否定しない対応が大切だと感じています。

Q6. 体調が不安定なとき、デイサービスは休ませたほうがいいですか?

A. 本人の状態を最優先に考え、無理そうな日は休ませています。我が家でも、体調が戻るまでデイサービスをお休みしました。継続利用は大切ですが、「今日は行かない」という判断も、在宅介護では必要だと思います。

Q7. 親の体調や認知の変化に不安を感じたとき、介護者はどう気持ちを保てばいいですか?

A. 「不安になるのは当然」と自分に言い聞かけています。介護は予測できないことの連続なので、一人で抱え込まず、家族や専門職に相談することが大切です。完璧に対応しようとしないことも、介護を続けるための大切な工夫だと感じています。

在宅介護中の母が体調不良で横になり休んでいる様子を描いたイラスト

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90代の母を在宅介護する筆者

いとう よしみ

90代・要介護4の母を自宅で介護しながら、実体験をもとに
「無理をしない在宅介護の工夫」を記録・発信しています。

介護の現場で本当に役立った
介護保険サービスの使い方、在宅介護に便利なグッズ、
生活を少し楽に整える工夫を、体験ベースでわかりやすくまとめています。

同じ立場の家族介護者が、
「自分だけじゃない」と感じ、
少しでも気持ちを軽くできるような情報を大切にしています。

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