母からの「お願い」──まさかの内容にびっくり
今週、母が突然「ちょっとお願いがあるの」と話しかけてきました。
何だろうと思いながら聞いてみると──
母:「デイサービス、もっと行きたいの」
あまりに予想外の言葉に、思わず聞き返してしまいました。
私:「え?火曜日と木曜日以外も行きたいの?」
母:「うん。楽しいし、家で寝てるだけじゃつまらないの」
母:「車に乗ったり、みんなで体操するのが身体にもいいしね」
以前は「行きたくない」と言っていた時期もあった母。
その母が、自分の意志で「もっと行きたい」と言い出すなんて、心の底から驚きました。
人と関わること、外に出ること。
やっぱり高齢者の意欲には大きな力になるんだと実感しました。
ケアマネさんに相談へ|何回なら無理なく行ける?
母の気持ちを大切にしたくて、
「じゃあケアマネージャーさんに増やせるか相談してみるね。来週まで待っててね」
と伝えると、母はニコッとして嬉しそう。
母:「一日くらい増えるだけ?」
私:「急に4回5回は難しいかも。疲れちゃうよ」
母:「大丈夫、疲れないよ。送り迎えもしてくれるし、みんな優しいから」
週2回から週3回へ。
母にとっては小さな変化かもしれませんが、日々の生活に張りが生まれそうです。
在宅で感じる小さな回復|10センチの一歩が大きな違い
最近、母の「ぼんやり」が少しずつ良くなってきました。
もちろん自立にはまだ遠いけれど、
手すりにつかまりながらゆっくりと足を10センチ動かせるようになったんです。
この「10センチ」が本当に大きい。
- トイレに座るときの方向転換
- 車の乗り降り
- ベッドの移動
ほんの少し動けるだけで、生活動作の負担がぐっと軽くなります。
母自身も動ける実感があるようで、表情が明るくなってきました。
母の言葉にハッとした一言
母:寝てばっかりじゃボケちゃうから、やっぱりお出かけしないとね!
この言葉に胸がきゅっとなりました。
91歳になっても、前向きに生きようとする気持ち。
娘として、その意欲を大切にしてあげたいと思います。
車椅子でも安心して利用できる美容院へ
お誕生日を前に、気分転換の時間を
もうすぐ母の91歳の誕生日。
その前に「髪もきれいにしておきたいね」と話して、いつもの美容院へ連れていくことにしました。
新百合ヶ丘のTAYA美容室は、車椅子でも快適に施術してくれるので本当に助かっています。
- カット
- カラー
- パーマ
フルコースでお願いするのですが、スタッフさんの対応も丁寧で母も安心して任せられます。
母の美容院タイム=私のリフレッシュタイム
美容院での3時間は、私にとっても大切な息抜き時間。
今日はPCを持っていき、ガーデンカフェでお茶を飲みながら静かに作業する予定です。
母と私、それぞれが心地よく過ごせる時間。
その組み合わせが、在宅介護ではとても大切だと感じています。
母の「行きたい」が教えてくれたこと
意欲は生活を変えていく力になる
母の「デイサービスを増やしたい」という言葉は、私にとって嬉しい驚きでした。
- 人と会う楽しみ
- 外に出る刺激
- 身体を動かす心地よさ
これらが、母の気持ちや身体に小さな力をくれるのだと思います。
在宅介護では、どうしても「できることが減る」ことばかりに目がいきがちですが、
今回のように「できるようになった」「行きたいと思えた」という変化は、本当に宝物です。
これからも母のペースで、前を向けるような環境を整えていきたいと思います。

