真冬の在宅介護で起こる“ちいさな困りごと”と、母との暮らしで気づいた昼夜逆転のサイン

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真冬の寒さがもたらした在宅介護の小さなトラブル

今年一番の冷え込みに、私も母もすっかり身体が芯まで冷えた一日でした。厚着をしていても、暖房を強にしても部屋が温まらず、思わずエアコンの「パワフル」ボタンを初めて押すほど。それでも追いつかない寒さで、“冬の在宅介護は侮れないな…”と痛感しました。

翌朝になると、凍結の影響で家中の水回りにトラブル発生。洗面所や台所は水だけ、お湯は出ず、お風呂にいたっては水も出ない状態。この厳しい寒さのなか、訪問入浴のスタッフさんは予定通り来てくださいましたが、今度は車のボイラーが凍結。入浴は翌日に振替となりました。

「今日はこれから8件回るんですよ」と笑顔で話してくれたスタッフさん。本当に頭が下がります。

夜間のトイレコールで“プチ徹夜”に…在宅介護のリアル

ハイホー(呼び出し音)のたびに部屋とPCを行き来

昨晩は急ぎの仕事があり、母の夜間対応と並行して作業をしていました。母は水分を多く取った日だったようで、1時間半〜2時間おきに「ハイホー」が鳴り、その度に母の部屋へ行っては、またPCへ戻る…その繰り返し。

真冬の深夜は、行き来だけで体力が削られます。(笑)

朝6時半に仕事が完了

気づけば朝の6時半。久しぶりの徹夜で、頭はぼんやりするし、息子には「まだ起きてるの?やばいよ」と呆れられる始末。数年ぶりに“夜通し仕事”を経験し、改めて介護との両立の大変さを感じました。

「昼は眠り、夜に起きる」…母に見えてきた昼夜逆転の兆候

母は昼間はよく眠るのに、夜だけ頻繁にトイレに起きる理由を調べてみると、どうやら“体内時計の乱れ=昼夜逆転”の可能性があるとわかりました。
年齢を重ねると、毎日同じ生活リズムでも体内時計が崩れやすくなるのだそうです。

ちょうど今週ケアマネさんが来てくれるので、ほかのご家庭の工夫も聞いてみようと思っています。

寝たきり高齢者の昼夜逆転はなぜ起こる?

活動量の低下と刺激不足

訪問看護師さんに伺ったところ、寝たきりに近い高齢者は、どうしても昼夜逆転になりやすいそうです。
・日中の光を浴びる時間が少ない
・活動量が少なく刺激が足りない
・部屋の明るさが一定で「朝と夜の区別」がつきにくい
こうした環境が体内時計の乱れにつながるとのこと。

日中に“光と刺激”を少し増やす工夫

・朝はカーテンを開けて自然光を入れる
・ベッドの位置を窓側に近づける
・テレビや音楽で刺激を与える
・軽い声かけや会話を増やす

どれも大がかりな対策ではありませんが、続けることで「昼の時間」を身体が認識しやすくなると言われています。

夕方以降は“眠りの準備時間”に

・照明を少し落とす
・部屋の雰囲気を静かにする
・落ち着けるルーティンを作る

これだけでも夜の眠気が促され、介護する側の負担軽減にもつながります。

母との日々を、自分たちのペースで重ねていきたい

在宅介護を始めた頃のことを振り返って

真冬のトラブルや夜間対応に向き合いながら、「ここまで来たんだな」と、ふと立ち止まる瞬間があります。
母を自宅で介護するようになった当初は、何が正解なのかも分からず、毎日が手探りでした。

在宅介護を始めた最初の一年に、私自身が感じたこと・戸惑ったこと・気づいたことをまとめて書いた記事があります。

👉 初めての在宅介護で気づいたこと|要介護4の母との記録

今読んでみると、当時の自分の必死さと、少しずつ変化してきた今の気持ちが重なって見える気がしています。

在宅介護は、その日ごとに状況が変わり、思うようにいかない日も多いもの。それでも、小さな笑顔や「ありがとう」の言葉が私を支えてくれます。

完璧じゃなくていい。
正解も不正解もない。
その時々で「今できる最良」を選びながら、母との日々を積み重ねていきたい——
そう思わせてくれる一日でした。

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90代の母を在宅介護する筆者

いとう よしみ

90代・要介護4の母を自宅で介護しながら、実体験をもとに
「無理をしない在宅介護の工夫」を記録・発信しています。

介護の現場で本当に役立った
介護保険サービスの使い方、在宅介護に便利なグッズ、
生活を少し楽に整える工夫を、体験ベースでわかりやすくまとめています。

同じ立場の家族介護者が、
「自分だけじゃない」と感じ、
少しでも気持ちを軽くできるような情報を大切にしています。

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