在宅介護の実録:手術・体調管理・日常の小さな楽しみで母の笑顔を守る

在宅介護中の90代の母の穏やかな笑顔
目次

90代の母と在宅介護 ― 手術から日常の笑顔を守る工夫

6月の第3週末、いつも通り母をデイサービスに送り出した直後、デイサービスから電話が入りました。「母が嘔吐して血圧が90まで下がっています。救急車を呼ぶべきかもしれません」とのこと。胸がぎゅっとなりましたが、すぐにタクシーを呼び、デイサービスへ駆けつけました。到着すると救急車も到着し、そのまま母はかかりつけの病院へ搬送されました。

救急車の中では意識もはっきりしており、病院で全身CTを撮った結果、ひとまず大丈夫とのことでした。安心して自宅に戻ったものの、2日後に病院から連絡が入り、CTを確認したところ胆管結石が見つかり、翌日に入院することに。2日後に手術が行われ、内視鏡を使った方法でウトウトしている間に無事に終了しました。母は手術後もケロッとしていて、「あっという間だったわ」と笑顔。ホッと胸をなでおろしました。

入院と私の体調

母の入院とペットのクロちゃんの看病が重なったため、私自身も疲れが出て39度の熱が出ました。咳も長引き、体中が痛く、2〜3週間前から軽く出ていた咳を甘く見ていた自分を反省しました。医師の診察でコロナやインフルエンザではなく気管支炎との診断。漢方と薬の知識を持つ友人に処方してもらい、徐々に回復。さらに友人から届いた野菜ジュースや栄養ドリンクに助けられ、体調はようやく落ち着きました。

こうした状況が重なった6月は気持ちも体も疲れましたが、無理せず過ごすことが大切だと改めて実感しました。母のことを心配しつつ、自分の体調も守ることが介護を続ける上で欠かせませんね。

毎日の小さな楽しみ

体調が落ち着いた今朝は、早起きして母の大好きな米粉カステラ(グルテンフリー)を焼きました。焼き上がるとあっという間に母が手を伸ばし、笑顔で「おいしい!」と食べてくれます。

最近は週に2回ほど焼いている気がします。こうした小さな楽しみが母の元気につながっています。

これじゃ痩せませんよね(笑)
冷めたらラップに包んで冷凍です。

今日は土用丑の日。鰻を食べに行くかどうか迷いましたが、雨の可能性や母を車椅子で連れて行く大変さを考え、外出は断念。息子にも「無理は禁物」と言われ、家で楽しめる方法を選びました。高齢者との暮らしでは、無理をせず安全に過ごす判断も大切です。

会話と寄り添いの工夫

母は物忘れが増え、同じことを何度も尋ねます。しかし、責めるのではなく優しく答えながら、一緒に過ごす時間を楽しむことを心がけています。朝の着替えや日中の会話では、季節や天気、洋服の色などを一緒に確認。母の「これでいいの?」という笑顔に触れると、今日も安心して過ごせそうだなと感じます。

また、手作りおやつや食事を一緒に楽しむ時間も大切です。普段の食事や米粉カステラ、簡単なおやつを通して、母が笑顔になり、私も自然に笑顔になります。こうした小さな工夫の積み重ねが、在宅介護での安心感と穏やかさを生むのだなとつくづく感じます。

まとめ ― 笑顔と安心を守る暮らし

90代の母との暮らしでは、入院や手術、体調の変化があっても、日常の小さな楽しみや安心できる時間を大切にすることで、笑顔と元気を守ることができます。安全な範囲で食事やおやつを楽しみ、無理のない外出を心がけ、体調変化には早めに対応することが重要です。母が安心して過ごせる環境を整えつつ、介護者自身も無理せず笑顔で過ごすこと。それが在宅介護で最も大切なポイントだと実感しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 高齢の親がデイサービス中に体調を崩した場合、どう対応すればいいですか?

A.まずは落ち着いて状況を確認し、施設の職員と相談しながら判断することが大切です。私も経験あります。
急な血圧低下や嘔吐などがある場合は、迷わず医療機関につなげてもらいましょう。家族がすぐ駆けつけられる場合でも、救急対応が必要なケースもあります。

Q2. 90代の高齢者でも内視鏡手術は受けられるのでしょうか?

A.体の状態や持病にもよりますが、医師が安全と判断すれば90代でも内視鏡手術が行われることがあります。我が家の母の場合は92歳で内視鏡で大腸癌の手術をしました。実際に短時間で終わり、身体への負担が比較的少なかったので、術後もスムーズに普段通り過ごせるようになりました。気になる点は事前に医師へしっかり確認すると安心です。

Q3. 介護中に介護者自身が体調を崩したときはどうすればいいですか?

A.無理をせず、早めに休むことが何より大切です。介護者が倒れてしまうと在宅介護は続けられません。私は調子が悪いなと思ったら家族に話して、すぐに医療機関を受診してひたすら寝ます。自分しかいない場合は、ケアマネさんに連絡して一時預かりを検討するのも1つです。医療機関の受診や周囲への相談、できる範囲での手抜きも必要な選択です。

Q4. 在宅介護で高齢の親の笑顔を保つ工夫にはどんなものがありますか?

A.特別なことをしなくても、好きな食べ物やおやつ、日常の会話など「小さな楽しみ」を大切にすることで笑顔につながります。一緒に食事を楽しんだり、声をかけ合ったりする時間が、安心感と穏やかな気持ちを生みます。私は日常母と過ごしていて、会話の力は大きいと感じています。

Q5. 高齢の親との外出を控えたほうがいい判断基準はありますか?

A.天候、体調、移動の負担などを総合的に考えて判断することが大切です。「無理をしない」「今日はやめておく」という選択も立派な介護です。自宅で安全に楽しめる方法を選ぶことで、心身の負担を減らすことができます。

生活支援サービスと併せて、見守りサービス活用法を取り入れると高齢者の安全も守れます

宅配食サービスだけでなく、生活支援サービスの活用法を知ると日常生活の負担を大きく軽減できます。

食事面の見守りやサポートには、宅配食サービスまとめをチェックしてみましょう。



在宅介護中の90代の母の穏やかな笑顔

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90代の母を在宅介護する筆者

いとう よしみ

90代・要介護4の母を自宅で介護しながら、実体験をもとに
「無理をしない在宅介護の工夫」を記録・発信しています。

介護の現場で本当に役立った
介護保険サービスの使い方、在宅介護に便利なグッズ、
生活を少し楽に整える工夫を、体験ベースでわかりやすくまとめています。

同じ立場の家族介護者が、
「自分だけじゃない」と感じ、
少しでも気持ちを軽くできるような情報を大切にしています。

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