母の便秘が、少し気になりはじめて
最近、母が便秘気味です。
毎日ではないけれど、スッキリしない日が続くと、本人もどこか落ち着かない様子になります。
薬に頼る前に、
できれば食べ物で、やさしく整えられたら。
そう思って、何かいい方法はないかと調べてみました。
すると「りんごがいい」という情報を目にして、
ふと、以前読んだ一冊の本を思い出しました。
「腸がすべて」という言葉を思い出す
以前読んだ
『腸がすべて ダムスキー式「最高の腸活」』
という本の中にも、りんごのことが書かれていた気がします。
アダムスキー式では、
食べ物を「スローの食品」と「ファストの食品」に分けて考え、
その組み合わせによって腸内で渋滞が起きる、という考え方があります。
りんご＋小麦粉、
りんご＋ナッツ。
確かに気になる組み合わせです。
同時に食べなければ問題はないと分かっていても、
いざ作るとなると、やっぱり少し迷います。
まずは、焼きリンゴにしてみることに
そんなことを考えながら、
「そうだ、焼きリンゴにしよう」と思い立ちました。
ちょうど前日、
息子に2時間ほど母を見てもらっている間に買い物へ行き、
小ぶりの紅玉を買ってきていたのです。
焼きリンゴなら、
余計な組み合わせを考えずに済むし、
そのままでも、アレンジしても使えます。
冷蔵庫に入れておいて、
サラダに入れてもいいし、
トーストにのせてもいい。
食物繊維を意識して、寒天と組み合わせるのも良さそうです。
10分あればできる、便秘対策のおやつ
たいそうなことではありません。
10分もあれば、2種類のおやつが完成します。
焼きリンゴは、
芯を取ったりんごに砂糖とバターを詰め、
190度のオーブンで40分ほど焼くだけ。
ほとんど“ほったらかし”です。
牛乳プリンは、
1リットルの牛乳に粉末寒天と砂糖を入れ、
沸騰直前で火を止めて溶かすだけ。
今回は寒天が少し溶け残ってしまいましたが、
「まあ、そんな日もあるよね」と笑って終了です。
りんごと寒天、便秘にやさしい理由
りんごには、水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれています。
ペクチンは、水分を含むとゼリー状になり、
硬くなった便をやわらかくして、排便を促してくれるそうです。
便秘のときだけでなく、
下痢のときには腸壁を守る働きもあると聞くと、
改めて、昔からある食べ物の力を感じます。
寒天は海藻由来の食物繊維。
腸から吸収されにくく、
しっかり便として排出されるので、
お通じを整えるのに向いています。
淡い期待を込めた、おやつ完成
こうしてできあがったのが、
便秘対策・ミルクプリンのアップルコンポート。
「これで少し楽になるかな」
そんな淡い期待を抱きながら、母に出しました。
効果がどうかは、
すぐには分かりません。
でも、食べてくれること、
「おいしいね」と言ってくれること自体が、
もう十分なのかもしれません。
夜中の出来事が、現実を突きつける
その日の夜、
15時ごろ、パンパンという音で目が覚めました。
母がベッドからずり落ちそうになり、
椅子を叩いて助けを呼んでいたのです。
今は母のベッドの下に布団を敷いて、
同じ部屋で寝ています。
一人でポータブルトイレに座ろうとしたところ、
お尻が半分落ちている状態でした。
飛び起きた瞬間、
胸がギュッとなりました。
日々、できないことが増えていく
夜のセンサーマットの音も、
リビングではなく、母の部屋に持っていくべきだった。
そんな反省が、あとからじわじわ押し寄せます。
手と足の力が、
少しずつ、確実に弱くなっている。
質問しても、
以前のように、はっきりした答えが返ってこない。
「一人で立ち上がることができなくなる日も、
そう遠くないのかもしれない」
そんな現実を、
静かに受け止める夜でした。
それでも、明日は楽しみ
それでも、
明日は母と久しぶりのお出かけ予定です。
不安もあるけれど、
楽しみな気持ちも、ちゃんとある。
介護の日々は、
こうして小さな工夫と、
小さな揺れを繰り返しながら続いていくのだと思います。
快適なおむつ探し
おむつ研究しています。
