朝の電話がくれた、久しぶりの安心
今朝、病院から連絡がありました。
母の熱は下がり、酸素吸引も外れて状態は安定しているとのこと。
食事にはまだ少しムラがあるようですが、全体としては回復に向かっているそうです。
そして――
来週末には退院できそうです。
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥に溜まっていたものが、ふっとほどけました。
「よかった…」ただそれだけで、しばらく動けなくなるほどでした。
母のいない家で、心だけが先に帰り支度を始める
退院の目安が立ったとたん、スーパーでの買い物が変わりました。
カゴの中は、自然と母の好きなものばかり。
帰ってきたらすぐ食べられるように、小分けにして冷凍しておこう。
体に負担のない献立にしよう。
そう考えているうちに、「献立表なんて、何十年ぶりに作るんだろう」と、少し笑ってしまいました。
母が帰ってくるまでに片付けておきたい仕事も、いくつか頭に浮かびます。
それまでは、気持ちが落ち着かず、何をするにも手につかなかったのに、安心した途端に、やる気だけが戻ってくる。
人って、本当に正直なものですね。
退院後、在宅介護を続けながら迎えた11月の記録は、こちらの記事にまとめています。
▶ 在宅介護の11月を、なんとか乗り越えて
春の光と、大物洗濯の日
久しぶりに春らしい日差しが差し込みました。
雨や曇り空が続き、思い切り洗濯ができなかった数日間。
今日は迷わず、大物洗濯。
庭に揺れる洗濯物を見ながら、
「こういう日常が戻ってくるんだな」と、静かに実感しました。
一人の食卓で出会った「一汁一菜」という考え方
昨晩は、取引先の方と夕食をご一緒しました。
誰かと食べる食事は、やはり楽しいものです。
けれど、ひとりの夕食となると――
鮭を焼いて、ごはんと漬物。
悪くはないけれど、どこか味気ない。
そんなとき、書店でふと手に取ったのが土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』 でした。
「一汁一菜」は、頑張らないための知恵
読み進めるうちに、心が軽くなっていくのを感じました。
一汁一菜は、ルールではなく“スタイル”。
ごはんと味噌汁。具だくさんの味噌汁があれば、それで十分。
おかずを何品も考えなくていい。
季節の野菜を切って、丁寧に味噌汁を作る。
それだけで、食卓はちゃんと整う。
「これでいいんだ」そう思えたことが、何よりの救いでした。
介護の中で、少し気持ちが軽くなった瞬間については、
👉 介護中に感じた喜びと学び|今日の小さな発見
にまとめています。
介護の日々に、少しだけ余白を
母の退院が見えてきた今、また慌ただしい日々が始まります。
でも、だからこそ
――食事も、暮らしも、気持ちも、少し力を抜いていい。
一汁一菜でいい。
完璧じゃなくていい。
思い立ったら吉日。
今日から、私なりのペースで始めてみようと思います。

