母の介護 今週は母の様子がちとおかしい「認知症の“勘違い”も受けとめながら|病院続きの一週間と、母の変化に寄り添う日々」

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今週は病院続きの慌ただしい日々

今週は、母の体調が安定せず、私にとっても落ち着かない一週間でした。
先週、母に血便が見られたため急いで病院へ。血液検査を受けたところ、いくつかの数値が思いのほか高く、念のため消化器内科を受診することになりました。

そして今週、MRIを撮影。
結果は次回の受診で詳しく説明を受ける予定ですが、「どうか何もありませんように」と願う気持ちは、介護をしていると自然と強くなります。
高齢になると、病院に行く回数や検査の機会が増えるたび、心の中で小さな不安が積み重なりますね。

母の様子が少し変…気候の影響?それとも

今週は気候のせいなのか、母の言動が少し不思議で、心配になる場面がありました。

■ ティッシュの箱が“お菓子”に見える不思議な現象

ある日、母がテーブルのティッシュの箱を指差して言いました。

母:「これ、とっても美味しいのよ」
私:「え?これティッシュだよ?」

まさかの会話に思わず固まっていると、母は真剣な表情で続けます。

母:「ここに置いておくと食べられるの。すっごく美味しいお菓子なんだから」

慌てて説明しても納得せず、とうとう息子(母から見れば孫)がキッチンから飛んできました。

すると不思議なもので、
孫:「これは食べたら入院だよ」
と一言伝えるだけで、母は素直に「そうなの?」と受け入れるのです。

■ 翌朝の確認でホッとひと安心

翌朝、

私:「お母さん、これ何?」
母:「ティッシュでしょ」

と、しっかり認識。
昨日の出来事が嘘のように、きっぱりとした反応で、私のほうが驚いてしまいました。

高齢になると、こういう“瞬間的な勘違い”が起きることがありますが、それでも翌日には戻ってくれることも多いのですよね。
介護をしていると、驚きと笑いと安堵が混ざった、なんとも言えない瞬間が日常に現れます。

こんな日もある…それでも母らしさは健在

認知機能はゆっくりと変化していくものですが、母の中にある “昔からの感覚” や “好きなこと” は、今も生き生きとしています。

昔から料理が好きな母は、どんな日にでも美味しいものの話になると、途端に表情が明るくなる。
今回の勘違い劇も、どこか「食」にまつわる話だったからこそ、母の脳がそう働いてしまったのかもしれません。

「本当に…人の脳って不思議だなぁ」
そう感じながらも、母の世界を否定せず、そっと寄り添うことの大切さをあらためて感じました。

美容院でリフレッシュ|私自身の「ひと息」時間

今日は母を美容院へ連れていきます。
カット・パーマ・カラーのフルコースなので、約3時間ほど。

その間、私は近くのカフェでゆっくり本を読む予定。
介護をしていると、こうした“自分のための時間”がどれだけ大事なのか、身に沁みます。

介護は24時間体制のように思えますが、
その中に少しだけ自分を休ませる時間を作ることで、心がふっと軽くなるものです。

小さな異変に気づきつつ、 今日も母と向き合う

今回のような「少しおかしな言動」があると、ご本人もつらいだろうし、私も不安になることがあります。
でも、その一つひとつも、母と歩む今の暮らしの一部。

大切なのは、
否定せず、責めず、怖がらせず、寄り添うこと。

そして、
私自身も、無理をしすぎず、うまく力を抜きながら過ごすこと。

これからも母と一緒に、穏やかな時間を少しずつ重ねていけたらと思っています。

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