思い出の品が次々と出てくる「入れ替え作業」
今週は、季節の変わり目ということもあり、母の衣類の入れ替えをすることになりました。
まあ母はベットの上から指示出しですが。(笑)
ところがこれが、まあ時間のかかること、かかること。
衣装ケースや棚を開けるたびに、昔の写真や手紙、旅行先のお土産までいろいろなものが出てきます。
特に息子たちが小さい頃の写真が見つかると、母の口から当時の思い出話が止まらず、ついつい私も一緒になって笑ってしまいました。
思い出の品を手にしながら、
「この時はね…」
と語る母の様子は、とても生き生きしていて、こういう何気ない会話こそ母にとって大切な“心のお薬”なんだなと感じます。
そんなこんなで手はほとんど進まず、結局一日かけて衣装ケース3個分しかできませんでした。
全部終わる頃には、もう夏になっていそうです(笑)
気温差が激しい季節は、高齢者の体調管理が本当に大変
最近は急に30度近くまで気温が上がったかと思えば、翌日は肌寒い日もあります。
外へ一歩出ただけで、熱中症になりそうなほどの暑さの日も。
母は90代になり、体温調整がうまくできず、パジャマ選びひとつでも気をつかいます。
先日は高島縮のパジャマを出したと思ったら、翌日は厚手のパジャマに変更。
まるで季節と服が追いついていない感じです。
高齢者の身体には、この寒暖差は本当にこたえますね。
餃子作りがちょっとしたブームに
家族みんなが楽しめる“餃子週間”
先日の餃子パーティー以来、わが家では餃子づくりがひそかなブームに。
今週はズッキーニ入り餃子に挑戦したところ、孫たちに大好評!
母は水餃子が好きなので、今日はお昼に二人で熱々の水餃子を楽しみました。
水餃子はくるっと丸めて、焼餃子は折るように包むので、2袋分も包む頃にはまるで職人のように手が動きます。
おかげで最近の私は餃子を包むのがとても早い(笑)
デイサービスで褒められた“ピンクのマニキュア”
今日は母のマニキュアの塗り替えの日。
明るいピンクを選んだらとても気に入ったようで、デイサービスでも褒められたと嬉しそうに話してくれました。
小さなことでも「褒められる」「楽しみにする」
こうした気持ちの積み重ねが、母の表情を柔らかくしてくれる気がします。
息子から母の好きそうなお菓子を頂いたので、このあと一緒にいただきます。
こういう時間が、介護の日々のちょっとしたご褒美です。
今年は“整える年”
人生も付き合いもシンプルに
今年に入ってから、家の中の物や仕事関係、人間関係まで、
「シンプルにわかりやすく整理する年だな」と感じています。
もう若くはないので、駆け引きのいらない気心の知れた仲間と、
心地よく仕事をしたり、笑ったり、遊んだり。
母の介護を通して、
「自分の時間の使い方」
「一緒にいて心が穏やかになる人」を大切にしたいと思うようになりました。
一日の終わりに、母と一緒にのんびり過ごせる今は、私にとってはかけがえのない時間だなとしみじみ思うのです。




