母の介護日記:元旦の笑顔と効率的なおせち作りの工夫

お正月の母の笑顔
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元旦の朝、母の笑顔で始まった2023年

2023年は、私にとって「どっぷり介護」の年として幕を開けました。
だからこそ、年の始まりに自分へ言い聞かせたのは、ただ一つ。

「無理はしない」

介護も、仕事も、生活も。
頑張りすぎないことを、今年のいちばん大事な約束にしました。

元旦の朝。
母が顔を拭き、化粧水をつけ終えたあと、「コーヒー飲む?」と聞くと、にっこり笑って「飲みたい」と一言。

その何気ないやりとりが、心にすっと染みました。
動きはゆっくりになってきたけれど、その分、母の“癒し力”は増しているようで、そばにいるだけで空気がやわらぎます。

無理をしないおせち作りに切り替えた理由

今年のお正月は、私自身の腰の調子も今ひとつでした。
納戸からお屠蘇の道具や重箱を出すだけでも一苦労。

そこで、今年は思い切ってやり方を変えました。
年末にダイソーで購入した、手巻き寿司用のコンパクトな容器を活用。

「ちゃんとしたおせち」にこだわらない。
“今できる形”でいいと、自分に許可を出しました。

作ったのは、
息子たちの大好物の豚の角煮
なます
煮物
カニは解凍しただけ
黒豆はパックを開けて盛るだけ。
ローストビーフは購入して、母が食べやすいよう小さくカット。
焼き物は、息子が買ってきてくれた粕漬けを焼いただけ。

切って、並べて、少し手を加える。
それだけでも、家族で囲む食卓はちゃんと「お正月」でした。

介護の負担を減らすために、考え始めたこと

2023年の介護のテーマは、「できるだけ楽に、続けられる形を探す」

便利なものは使う。
人の手も借りる。
気合や根性に頼らない。

母はこの日、長く座っていた影響で腰を痛め、午後にはつかまり立ちも難しくなっていました。
夕方までベッドで休み、5時頃には、また自分で立てるように。

こうした日々の小さな変化を見ながら、
「今はまだできていること」
「これから不安になること」
を、少しずつ整理するようになりました。

たとえば、ベッド横に天井から床まで突っ張る支え棒を設置すれば、立ち上がりの負担はかなり減るかもしれない。
“転んでから考える”ではなく、転ばないための準備を、今のうちに。

家族と過ごす元旦、何気ない時間の尊さ

午後からは、息子や孫たちが顔を見せてくれました。
賑やかな声に、母の表情も自然とゆるみます。

息子は翌日から仕事のため、夕方には仕込みへ戻っていきました。

「頑張れ〜」と声をかけながら見送るその時間も、今思えば、とても穏やかで、ありがたいひとときでした。
こうした何も特別ではない時間が、介護の日々では、いちばんの支えになります。

穏やかに、笑いのある一年を目指して

母の腰が落ち着いたら、今年も車椅子を押して、一緒に初詣に行けたらいいなと思っています。
大きな目標はいりません。
ただ、

・安心して
・笑顔があって
・無理をしない

そんな一年を、家族と一緒に積み重ねていけたら。
介護は大変です。
でも、こうした日常の一コマ一コマが、確かに「幸せ」と呼べる時間でもあるのだと、元旦の母の笑顔が教えてくれました。

お正月の母の笑顔

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90代の母を在宅介護する筆者

いとう よしみ

90代・要介護4の母を自宅で介護しながら、実体験をもとに
「無理をしない在宅介護の工夫」を記録・発信しています。

介護の現場で本当に役立った
介護保険サービスの使い方、在宅介護に便利なグッズ、
生活を少し楽に整える工夫を、体験ベースでわかりやすくまとめています。

同じ立場の家族介護者が、
「自分だけじゃない」と感じ、
少しでも気持ちを軽くできるような情報を大切にしています。

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