自宅で介護を始める人へ|在宅介護の始め方・相談先・支援サービス総合ガイド

自宅で介護を始める家族のサポート風景|在宅介護を安心して続けるための基礎ガイド

※TOPページから「在宅介護の全体像を整理したい」と感じた方へ向けた総合ガイドです。
気になるところから、拾い読みしていただいて大丈夫です。

📌このページで分かること
  • 在宅介護の始め方と最初の手続き
  • 相談先と支援サービスの使い方
  • 住環境づくり・福祉用具の基本
  • 家族分担・心と体を守るセルフケア

実体験を交えながら、在宅介護を安心して始めるための基礎知識を
やさしく分かりやすくまとめています。

👉 まだ全体像から確認したい方は
「自宅で介護したい」と思ったら最初に読むページ

目次

在宅介護を始める前に、まず知っておいてほしいこと

― 不安をひとりで抱え込まないための、最初の心の準備 ―

在宅介護は、知識や体力よりも「ひとりで抱えない仕組み」を知ることから始まります。まずは全体像と心構えを、静かに整えていきましょう。

在宅介護は「家族だから自然にできること」ではなく、日常のリズムや価値観が少しずつ変わっていく 大きな環境の転換 です。

私自身、母の介護が始まったばかりの頃は「私が頑張れば乗り切れる」と本気で思っていました。

けれど、時間の経過とともに体の疲れや心の重さが積み重なり、「このままでは続けられない」「つらいな」と感じる瞬間が何度もありました。

そのとき初めて、介護には“ひとりで抱え込まない仕組み”が必要なのだ と気づきました。

在宅介護は、気力や体力だけで乗り切れるものではありません。
周囲の支援・仕組み・道具・サービスを、少しずつ生活の中へ取り入れながら、
自分なりの介護のリズムを作っていくこと だと感じています。

最初から完璧でなくて大丈夫。
介護は、経験しながら学び、形を整えていく過程そのものだと、私も何度も実感してきました。

ここでは、これから自宅介護を始める方や、すでに介護が始まり不安を抱えている方へ向けて、
「事前に知っておきたかったこと」「心の準備として支えになった視点」 をまとめました。
これを読むことで、少しでも気持ちが軽くなり、「ひとりで頑張らなくていい介護」 の第一歩を考えるきっかけになれば嬉しいです。

在宅介護は「ひとりで抱え込まない仕組みづくり」から

在宅介護が始まると、多くの方が「家族だから私がやらなきゃ」「迷惑はかけたくない」と考えてしまい、気づかないうちに抱え込みすぎてしまいます。

私も同じでした。

しかし、介護は生活のすべてに関わるため、抱え込みが続くほど心も体も静かに疲れていき、その疲れはある日突然、限界として表れてしまいます。

「手伝ってほしい」
「今日は休みたい」
「ひとりで抱えるのは難しい」

こうした言葉を口にすることは弱さではありません。
それは 介護を守るために必要な行動 なのだと、今ははっきり思っています。

支援の枠組みを最初から作っておくことで、「倒れてから頼る介護」ではなく、「支え合いながら続ける介護」 に変わっていきます。

在宅介護は、介護者ひとりの責任ではありません。
相談できる人・利用できる制度・地域の福祉環境・介護用品やサービスなど、使えるものを組み合わせながら 暮らし方を再設計していくこと
そこから、安心して続けられる介護が始まります。

家族介護で負担になりやすいポイントと心の準備

介護の負担は「介助そのもの」だけではありません。
精神的・時間的・生活的な変化が重なり、心の疲れをじわじわ広げていきます。

  • 生活リズムが崩れる
  • 自由な時間が減る
  • 感情の揺れが大きくなる
  • 将来への不安が増える
  • 家族関係の距離感が変わる

私自身、「こんな気持ちになるなんて」と戸惑う瞬間が何度もありました。
しかしそれは 弱さではなく、自然な反応 です。

心の準備として知っておきたいのは、介護には「正解」よりも “続けられる選択” が大切 だということ。

「できない日があってもいい」
「休むことも介護の一部」

そう受け止められるようになってから、私の気持ちは少しずつ軽くなりました。
在宅介護は、ただ頑張ることではなく、自分を守りながら続けるための“試行錯誤の積み重ね”なのだと感じています。

🔎 🔎 もし今、少し疲れを感じているなら
私自身の実体験をもとに、無理なく続けるための工夫をまとめています。

自宅介護を支える制度・サービスの基本

― 使える仕組みを知ることで、介護はずっと続けやすくなる ―

介護保険やケアマネージャー、支援サービスは「頼っていい前提」で作られています。最初につまずきやすい手続きと流れを、ここで整理します。


自宅での介護が始まるとき、多くの方が「まず何から始めればいいのだろう」と不安や戸惑いを感じるのではないでしょうか。私も最初は、制度も手続きも分からないまま手探りで動き始めてしまい、「もっと早く知っておきたかった」と感じた場面がいくつもありました。

在宅介護は、家族の気持ちだけで支えるものではありません。「相談先をつくること」「支援の土台を整えること」から始まるものだと、今になって強く感じています。ここでは、私自身が経験の中で整理してきた 在宅介護の“最初の一歩” をまとめました。

要介護認定の申請とケアマネジャー選び

在宅介護を始めるうえで、最初に踏み出す大切な手続きが 要介護認定の申請 です。介護保険サービスを利用するためには、この認定が必要になります。

申請は、地域包括支援センターや市区町村の窓口で行います。書類や手続きと聞くと身構えてしまいがちですが、窓口では職員さんが丁寧に案内してくれます。

私の場合、母が入院していた病院が「地域包括ケアシステム」の一員として機能しており、退院後もケアマネジャー・訪問看護・ケアプラザなどと連携してくれました。そのおかげで不安が軽く、本当にありがたく感じた経験があります。

このとき初めて、「介護はひとりで抱えなくていい」と実感しました。

認定後は、ケアプランを一緒に考えてくれる ケアマネジャー と出会います。
私にとってケアマネさんは「介護を共に考えてくれる専門家」であり、心の支えになりました。

  • 話しやすいか
  • 困ったとき相談できそうか
  • 家族の気持ちを尊重してくれるか

こうした“相性”も、とても大切だと思っています。介護は長く続くものだからこそ、信頼して相談できる人に出会えることが力になります。

📖 実際に使って分かったポイントはこちら

介護保険サービスの相談先と使い方

介護保険サービスと聞くと「まだ早いのでは」と感じたり、「どこまで使っていいのか分からない」とためらってしまう方も少なくありません。私も同じでしたが、今は 早めに相談して本当によかった と感じています。

  • 訪問介護
  • デイサービス
  • 生活援助
  • 訪問看護
  • 福祉用具レンタル

これらは特別な人のためのものではなく、在宅介護を無理なく続けるための仕組み です。困ってから慌てて使うのではなく、「少し不安を感じた段階」で相談することで、心にも体にも余裕が生まれます。

相談先は、ケアマネジャー・地域包括支援センター・かかりつけ医など。どこから相談しても間違いではありません。「今の生活をどう整えるか」を一緒に考えてくれる存在です。

📖 実際に使って分かったポイントはこちら

家族で役割を共有する「最初の話し合い」


自宅介護が始まると、介護の中心を担う人へ負担が偏りやすくなります。私も「自分がやればいい」と抱え込み、気づかないうちに疲れを溜め込んでしまいました。

振り返ると、最初の段階で家族と役割を共有すること がとても大切だったと感じています。

  • できる人が、できる範囲で関わる
  • 介護を「一人の仕事」にしない
  • 休める人が休む日を作る

家族の事情や距離感はそれぞれ違います。完璧な分担でなくていいのです。
「どこまでなら協力できるか」を言葉にして共有することで、責任や不安を一人で抱え込まずにすみます。

“孤独な役割を背負う介護” から “支え合いながら続ける介護” へ。
介護は、家族の中で 支え方を探していくプロセス でもあるのだと、今は感じています。

🔎 このテーマを、実体験から詳しく知りたい方へ

在宅介護で使える支援サービスの基本

― 「頼っていい仕組み」を生活に取り入れる ―

在宅介護を続けていると、「もう少し助けがほしい」「自分ひとりでは難しい」と感じる場面が少しずつ増えていきます。私自身も、最初の頃は「できるだけ自分でやらなきゃ」と思い込み、サービスの利用をためらっていました。

けれど今は、「支援サービスを使うこと=自分を守り、介護を続けるための選択」なのだと感じています。
サービスは“負担を手放すための手段”ではなく、安心して在宅介護を続けるためのパートナー

ここでは、在宅介護でよく利用される支援サービスと、その役割や使い方のイメージを、私の実体験を交えながら整理してまとめました。

訪問介護・デイサービス・訪問看護の違い

在宅介護のサービスには、役割の違うものがいくつかあります。名前が似ていて分かりにくいことも多いので、まずは大まかな違いから整理しておきます。

● 訪問介護(ヘルパー)

・入浴・清拭・着替え・排泄介助・食事介助
・掃除・洗濯・買い物など、身の回りの生活支援

自宅に来て必要な介助をしてくれるサービスです。
私も利用を始めてから、「少しお願いするだけで、心と体に余裕がこんなに余裕が生まれるんだ」と実感しました。

● デイサービス(通所介護)

・日中の見守り
・入浴・リハビリ・レクリエーション
・介護者の休息(レスパイト)

母が利用し始めたとき、私自身も「数時間でも安心して休める」という感覚に救われました。

●訪問看護

・医療ケアの見守り
・体調変化の早期発見
・家族へのアドバイス

医療の専門職の方が定期的に入ってくれることで、「このままで大丈夫かな」という不安が和らぎました。
どれか一つを選ぶかではなく、組み合わせて使うことで生活が安定していく のだと実感しています。

📖 実際に使って分かったポイントはこちら

ショートステイ・レスパイトの上手な取り入れ方

ショートステイ(短期入所)は、数日〜数週間、施設で過ごすサービスです。
私の友人が出張でショートステイを利用した際、「預けるなんて申し訳ない」と話していました。
当初、私も同じ思いでしたが、その考えは今では大きく変わりました。

友人を見ていて、ショートステイは介護を休むためではなく、「介護を続けるための休息」 なのだと認識しました。

・病院受診や用事で家を空けたい
・体力が限界に近づいている
・気持ちを立て直す時間が必要

利用後の友人は「気分転換になったみたい」「安心して仕事に集中できた」と話しており、当初の憂いある表情が消えていました。
私も、「自分だけで抱え込まなくていい」と気づくきっかけにもなりました。

🔎 このテーマを、詳しく知りたい方へ

福祉用具レンタルは“早めの導入”が負担を軽くする

在宅介護をしていると、福祉用具は「まだ大丈夫」「まだ使わなくていい」と思ってしまいがちです。
しかし、福祉用具は 困る前に使い始める ことで、転倒や腰痛の予防につながります。

代表的なものは

・ベッド周辺の手すり
・ベッド
・歩行器・杖
・スライディングボード
・入浴補助用具
・マットレス・体位変換クッション
・車椅子

担当の福祉用具専門相談員さんは、「今の生活に何が必要か」 を一緒に考えてくれる心強い存在でした。

最初は「大げさかな」と感じていましたが、導入してからは「もっと早く使えばよかった」 と心から思いました。
介護専用の道具は本当に使いやすく、生活を支えてくれる頼もしい存在です。

介護者の体を守る=介護を続けられる時間を守ること。
今は、道具に頼ることは“弱さ”ではなく、“支えるための知恵”だと感じています。

📖 実際に使って分かったポイントはこちら

自宅を安全にするための介護環境づくり

― 無理や我慢を減らすことは、介護を守る選択 ―

転倒や事故を防ぐ工夫は、介護される人だけでなく、介護する人の心と体も守ってくれます。 住環境と福祉用具の基本を、実感ベースでまとめました。

在宅介護を続けるうえで欠かせない視点のひとつが、「家の中を安心して過ごせる環境に整えること」 です。

介護というと、どうしても「介助の方法」や「体力面」に意識が向きがちですが、実際には 住環境そのものが負担を軽くする大きな要素 になります。

私自身、母の介護が始まった頃は「まだ大丈夫」と思い、住環境をほとんど見直していませんでした。
しかし、敷居の段差につまずきそうになったり、入浴時にヒヤッとする場面が増えるにつれ、
「もっと早く整えていれば、母も私も安心して過ごせたのでは」と感じるようになりました。

“介護者の負担を減らすための環境づくり” は、特別なことではなく生活の一部です。
ここでは、自宅の中で特に見直してよかったポイントを整理しながらまとめています。

転倒・浴室・段差…家庭内のリスクチェック

高齢者の事故の多くは、実は 自宅内で起きている と言われています。
ちょっとした工夫でも、安全性と安心感は大きく変わります。

  • 段差にスロープを設置
  • 暗い場所にセンサーライト
  • コードやマットの段差を解消
  • 滑りやすいマットの見直し
  • 手をつきやすい固定物の確保

家の中を「介護の視点」で歩いてみる。
それだけでも、日常の不安が少しずつ軽くなっていきました。

📖 実際に使って助けられた体験談はこちら

入浴補助・手すり・滑り止めの見直し

入浴は心と体を整える大切な時間ですが、同時に事故が起こりやすい場所でもあります。
介助を始めた頃の私は、次のような不安を感じていました。

  • ・立ち上がりが不安定
  • ・濡れた床で足が滑りそうになる
  • ・浴槽の出入りで体に強い負担がかかる

そんな瞬間が何度もありました。

そこで導入したのが、

  • ・浴槽手すり
  • ・滑り止めマット
  • ・シャワーチェア
  • ・入浴介助用の持ち手・移乗台

私の地域では、衛生面の理由から 入浴用具はレンタル不可 だったため、
介護保険の特定福祉用具購入(1割負担) を利用しました。

🏠 自費で改善した部分

  • 玄関・トイレ・浴室に手すりを設置(住宅改修・1割負担)
  • 敷居の段差にゴム製スロープを設置
  • 暗い場所にセンサーライト
  • ベッド周りの配線を整理
  • 敷物のズレ止めシートを追加

導入後、「道具を入れるだけで、こんなに安心感が変わるんだ」と感じたのを今でも覚えています。
介護用品は “不安になってから導入する” のではなく “不安になる前に” が理想です。

📖 実際に使って助けられた体験談はこちら

「我慢せず道具に頼る」ことは介護を守る選択

介護を始めた頃の私は、

「まだ大丈夫」
「できるだけ自分の力でやろう」

と考えていました。

しかし、無理を重ねるほど体にも心にも負担が蓄積していく ことを身をもって感じました。

福祉用具や介護用品は、弱さの象徴ではありません。
安全を守り、介護を続けるためのサポート役

今の私は、

  • つらさを感じたら早めに見直す
  • 「今の状態に合っているか」で判断する
  • 家族と相談しながら切り替える

というスタイルに変わりました。

無理を続けるより、「頼ること」を選ぶほうが
結果的に、介護を守る道なのだと感じています。

📖 「使ってみて安心が増えた」と感じた実体験はこちら

介護を続ける人の心と生活を守るために

― 完璧じゃなくて大丈夫。続けられる形を一緒に探す ―

介護は、頑張り続けることよりも 「壊れないペース」を見つけることが大切です。 心・体・お金・仕事との向き合い方を整理し、よくある不安にも答えます。

在宅介護を続けていると、「家族のために頑張らなきゃ」と思うあまり、つい自分の体や心のことを後まわしにしてしまいがちです。

私自身、母の介護に集中するあまり、気づいたときには強い疲労や眠気、気持ちの落ち込みを感じるようになっていました。疲れやストレスが積み重なると、判断力や気力が落ち、イライラしやすくなり、体にも不調が出てきます。
それは「弱さ」ではなく、体からの大切なサインです。

その経験から介護を続けていくためには、 まず 介護をしている人の体と心が元気であることが土台だと痛感し、
今では、「介護者の体と心を守ることは、介護そのものを守ること」だと強く感じています。
セルフケアは特別なことではなく“介護の一部として意識していくもの” だと思うようになりました。

無理を続けてしまえば、体も心も静かに限界へ近づいていきます。
ここでは、私自身の経験から実感してきたセルフケア「今できる範囲で心と体を守る習慣」をまとめます。

睡眠・食事・休息は“介護の土台”

介護を続けていく上で、まずいちばん大切なのが 睡眠と休息 です。
寝不足や疲労が続くと、体の負担だけでなく、感情の揺れにもつながっていきます。
介護は、毎日の生活そのものに関わるため、休息を削ったまま続けてしまいやすいものです。
私が体調を崩しかけたとき、特に不足していたのは 睡眠と食事と回復の時間 でした。

私は次のことを意識するようになりました。

  • 就寝・起床時間を「できるだけ一定」にする
  • 温かい飲み物や入浴で体を緩める習慣をつくり、短い昼寝で体力を回復する
  • 1日10〜15分だけでも“何もしない時間”を作る

という、小さな工夫から始めました。
休む=さぼる」ではなく、「介護を続けるための準備

そう考え方を切り替えてから、少しずつ気持ちにも余裕が戻ってきました。

📝 判断に迷ったときの実体験メモ

📖 実際に使って助けられた体験談はこちら

イライラ・落ち込みを感じたときの心の対処法

介護をしていると、思い通りにいかなかったり、疲れが重なったりして、イライラ・不安・落ち込み を感じる日があります。

以前の私は、「こんな気持ちになるなんて」と戸惑い、自分を責めてしまうこともありました。
けれど今では、それは 弱さではなく “自分が頑張っているサイン” だと受け止めています。
イライラは“がんばりすぎているサイン だから、責める対象ではなく、ケアすべき状態 なのだと。


という、ほんの小さな心のリセットでした。

感情が揺れたときに私がしているのは、

  • いったん介護の手を止める
  • 「今、疲れている」と言葉にして認める
  • その場をいったん離れて深呼吸する
  • ノートに気持ちを書き出す
  • 「できない自分を責めない」ことを意識する
  • 後で振り返り「次にどうできるか」を考える

立ち止まる時間をつくることが、気持ちの回復につながります。
感情を抑え込むのではなく、いったん外へ出して整えること が、心を守る第一歩だと感じています。

📝 判断に迷ったときの実体験メモ

ひとりで抱え込まないための相談先

介護は、どうしても「自分が頑張らなきゃ」と思い込みやすいものです。
私も以前は、相談することにどこか後ろめたさを感じていました。

しかし今は、「相談することは負担を手放すことではなく、介護を続けるための選択」だと考えています。

相談できる先は、身近なところから広がっています。

  • ケアマネジャー
  • 地域包括支援センター
  • 訪問看護・主治医
  • 介護者の家族会・相談窓口

「今、少しつらいです」と伝えるだけでも構いません。
言葉にした瞬間から、気持ちが少し軽くなることもあります。

介護は、ひとりで背負うものではない
支え合いながら続けていくものだと、今では強く感じています。

📝  同じように迷ったとき、私が助けられた実体験です

お金・仕事・生活リズムの現実的な整理

在宅介護が始まると、生活の中で向き合わなければならないことが増えていきます。
その中でも特に大きいのが、お金・仕事・生活リズムの変化です。

私自身、介護が始まった当初は
「まずは目の前の介護を頑張ることが優先」
と思い、家計や働き方、生活ペースの見直しを後回しにしてしまいました。

けれど時間が経つにつれ、

  • 介護にかかる費用
  • 自分の収入や働き方の変化
  • 生活のリズムの乱れ

こうした要素が静かに心の負担を大きくしていたことに気づきました。

今振り返ると、
感情だけでなく、「生活の土台」を整理することも、介護を続ける力になると感じています。

ここでは、私が実際に見直してきた
お金・仕事・生活バランスの考え方 をまとめました。

介護にかかる費用と支援制度の考え方

介護が始まると、少しずつ費用が増えていきます。

  • 保険外介護サービスの自己負担
  • 医療費・通院の交通費
  • 介護用品・消耗品
  • 光熱費や食費の増加

最初のうちは「なんとなく払っている」状態でしたが、
家計を一度整理したことで、“見えない不安”が “把握できる安心” に変わるという経験をしました。

私が取り組んだのは、シンプルな整理です。

  • 月にどのくらい介護費用がかかっているか書き出す
  • 「必要な支出」と「調整できる支出」を分ける
  • 利用できる制度がないか確認する

支援制度は想像以上に多く、

  • 高額介護サービス費
  • 医療費控除
  • 特定疾病・障害者手帳関連の支援
  • 介護保険サービスの見直し相談

など、「もっと早く知っていれば」と感じることもありました。

制度は「困ってから使うもの」ではなく、安心して暮らすための仕組み
そう捉えられるだけで、心が少し軽くなりました。

🔎 このテーマを、実体験から詳しく知りたい方へ

仕事と介護の両立で大切にしたい視点

介護が始まると、働き方にも影響が生まれます。
私も例外ではなく、

  • 仕事のペースを落とさざるを得なかったり
  • 予定どおりに動けない事に不安を感じたり
  • 「迷惑をかけているかも」と自分を責めてしまう

そんな時間がありました。

しかし今では、無理に両立するするのではなく現実に合わせて働き方を調整する事が大切だと感じています。

私が意識したのは、

  • 完璧に続けることを自分を追い込まない
  • 「今の状況でできる働き方」を選ぶ
  • 仕事を手放すのではなく 形を変えて続ける

ということでした。

たとえば

  • 家族やサービスの力を一部借りる
  • 「ひとりで抱え込まない働き方」を探す
  • お勤めの方は介護休暇・時短勤務・在宅勤務の相談をする

そうして少しずつ、ひとりで抱え込まない働き方に近づけていく ことが大切だと感じています。
働くことは収入だけでなく、自分らしさを保つこと でもあります。

仕事を手放す前に、相談してみる・選択肢を知る」という一歩を大切にしてください。

📝 介護の支えになった実体験メモ

📖 実際に使って助けられた体験談はこちら

家族間トラブルを防ぐための小さな習慣

介護は、家族それぞれの立場や事情が違うため、気持ちのズレや負担の偏りが生まれやすくなります。

私もこれまでの中で、

  • 役割の偏りによる葛藤
  • 気持ちを伝えられないまま我慢してしまう

という場面を何度も経験しました。

その中で効果があったのは、

  • 「できる範囲」をお互いに言葉にする
  • 感情ではなく「事実ベース」で話す
  • 無理な理想像を手放す
  • 責めるより「ありがとう」を意識する

といった 小さな習慣の積み重ね でした。

家族はチームですが、同じ温度で介護に向き合えるとは限りません。

だからこそ、「完璧な分担」より「続けられる連携」を目指すことが、心の負担を軽くすると感じています。

📝 判断に迷ったときの実体験メモ

まとめ|完璧を目指さなくていい。続けられる介護という考え方

在宅介護は、「やる・やらない」の選択ではなく、日々の生活とともに続いていく時間だと感じています。
うまくいく日もあれば、思うようにいかない日もある――それは、誰にとっても自然なことです。

介護は、強さだけで支えるものではなく、
休む力・頼る力・助けを受け入れる力で支えられていくものなのだと、私自身、経験を通して学んできました。

どうか、「完璧にやらなきゃ」と自分を追い詰めないでください。
できなかった日があっても、気持ちが疲れてしまう日があっても、
それでも前へ進もうとしているあなたは、もう十分によく頑張っています。

「できる範囲で続ける」という視点を忘れないで

在宅介護を長く続けるために大切なのは、

  • できることと、できないことを見極める
  • 一人で抱え込まない仕組みをつくる
  • 体と心を守りながら、生活を整えていく

という、小さな選択の積み重ねだと思っています。
あなたのペースで進んで大丈夫です。

介護の形は家庭の数だけあり、「これが正解」というひとつの答えはありません。

今日から一歩ずつ始めるための小さな行動

もし今、少しだけ余裕があるなら、

  • ひとつだけ家事や介護の負担を減らす
  • 相談できる人の名前を紙に書き出す
  • 「今日は休む」と決める時間をつくる
  • 自分の気持ちを、心の中で言葉にしてみる

そんな小さな行動でも、未来のあなたを支える力にきっとつながっていきます。

介護は一人で背負うものではありません。
支援やサービス、周りの人の力を借りながら、
あなたらしく続けられる形を一緒に見つけていきましょう。

今日も本当にお疲れさまです。
あなたの毎日が、少しでも温かく、穏やかでありますように。

📖 実際に使って助けられた体験談はこちら

よくある質問(FAQ)

Q1. 在宅介護を始めたばかりで不安が大きいのですが、どこから手をつければいいですか?

A. まずは「一人で抱え込まない仕組み」を作るところから始めてみてください。
地域包括支援センターやケアマネジャーに相談し、今の状況を整理するだけでも、心の負担は大きく変わります。

Q2. 介護サービスを使うのは「まだ早いのでは」とためらってしまいます。

A. 早めの相談・早めの利用は、介護を続けるための大切な選択です。
困ってから使うのではなく、「少し不安を感じ始めた段階」で取り入れたほうが、体力面・精神面の負担を予防できます。サービスは「甘え」ではなく、家族と介護者を守るために用意された仕組みだと私は感じています。

Q3. 家族の中で介護の負担が偏ってしまい、つらく感じています。

A. 介護は「完璧な分担」より「続けられる連携」が大切です。
できる人が、できる範囲で関わる形で十分です。
役割や気持ちを言葉にして共有することで、「一人で抱え込んでしまう状態」から少しずつ抜け出すことができるんです。無理のない関わり方を一緒に探していくことが、家族みんなの心と介護を守る力になると感じています。

Q4. 福祉用具や介護用品を使うことに抵抗があります。まだ早いでしょうか?

A. 私の体験からも、「不安を感じ始めた段階で導入する」ことを強くおすすめします。
手すり・入浴補助・歩行補助・マットレスなどは、転倒や腰痛の予防につながり、介護者の体も守ってくれます。
道具に頼ることは“弱さ”ではなく、「介護を続けるための知恵」だと今は感じています。
ほとんどのものは、あるとないとでは大違いで、便利なものは無理のない範囲で取り入れていくことが、結果的に介護を守ることにつながると思っています。

Q5. 介護で疲れやすくなり、気持ちが落ち込む日があります。私は弱いのでしょうか?

A. いいえ、決して弱いからではありません。
在宅介護は体力だけでなく、気持ちにも大きな負担がかかります。
イライラや落ち込みは「頑張り続けているサイン」であり、休息やセルフケアが必要な合図です。
一度立ち止まり、小さな休息や相談の時間をつくることから始めてみてくださいね。

Q6. 仕事と介護の両立に不安があります。仕事を続けてもいいのでしょうか?

A. 働き方を「続ける or やめる」で考える必要はありません。
状況に合わせて 形を変えて続ける選択 もあります。
介護休暇・時短勤務・在宅勤務・サービス利用などを組み合わせることで、無理なく両立できる場合もあります。
ひとりで抱え込まず、まずは相談して選択肢を知ることが第一歩だと思っています。

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